2009年6月2日

大阪地方検察庁特捜部御中

現在、進められている障害者用低料第3種郵便料金悪用に関して意見を述べさせていただきます。

私 の兄は第1種精神障害者です。統合失調症を長く患っています。この病気は恐ろしいほどの苦痛を本人にもたらします。何故、それが弟である私に理解できるか というと私自身、10年前に鬱病になったことがあるからです。欝病の苦痛ですら、拷問に近い苦痛を私にもたらしました。それから察するに、兄が発症から現 在まで日々、感じる苦痛というのは想像を絶するものがあるのでしょう。

同時に家族に精神障害者がいると、家族も就職などのあらゆる人生の 節目で差別されるだけでなく、障害者の面倒を見るために自分の生活を犠牲にします。私の母は兄に包丁で刺されました。父は顔面を殴られ血を流しました。私 も先日、風呂場でお湯を入れているところを見た兄が何を怒ったのかレンガを厚いガラス越しに投げつけ、ガラスの破片が全身に刺さり、危うく失明するところ でした。障害者およびその家族はこれだけの苦しみの中で日々、生活しているのです。

その為、ベスト電器、ベルーナ、イーオン子会社などが 障害者用低料第3種郵便料金を悪用したことに激しい怒りを感じます。この点に置いて大阪地方検察庁特捜部が徹底的にこの問題の膿を出し尽くし、障害者を 「食い物」にする通販業者、広告会社、口利きをする政治家の法的責任を明確にされることを強く期待いたします。

添付しました年金特別便の コピーでご確認いただけるように、10年近く私は朝日新聞社に勤務し広告の仕事をいたしました。今回の事件に関与している朝日広告社は朝日新聞の子会社で あり、現在の社長、八代氏は朝日新聞名古屋本社広告局長などを経た後、朝日広告社の社長に就任しています。

自分の昔の職場の同僚が障害者を食い物にする反社会的違法行為を行ったことを大変、残念に思います。そして朝日新聞に限らず、新聞やTVの報道は、通販業者、新聞社、あるいは広告会社、そして政治家の関与を正当な扱いで報道していないと感じています。

社会の最も弱者である精神障害者を食い物にする行為が日本のマスメディアにより正当に報道されないことに、家族に第1級精神障害者を持つ者として、大きな「違和感」と怒りを感じます。「身内の犯罪」だからもみ消すというメディアの意図すら感じます。

同封いたしました年金特別便でおわかりのように、私はメディアや広告業界を離れて久しく、最近の情勢を把握している訳ではありませんが、大阪地方検察庁特捜部が進められている現在の捜査に協力できる部分があれば協力したいと思います。

個人情報

名前:****
住所:*********
電話:********
メール・アドレス:********

す でに上に書きましたように、新聞や広告の現場を離れて久しいために、直接的な捜査の役に立つ情報の提供は恐らくできないと思います。ただ現在の朝日広告社 の社長をしている八代氏とは何度か話をした程度には内部情報を知っています。私の記憶が正しければ、鹿児島出身の肌の浅黒い人でした。

もし大阪地方検察庁特捜部において何らかの情報をお求めなら提供できるかも知れません。新聞業界や広告業界の基本構造は変わっていません。電通に対する50%をこえる「戻し」と呼ばれる広告マージン、そして押し紙など、無数の問題があります。

今 後も障害者用低料第3種郵便料金を悪用し社会秩序を破壊しようとする悪質な犯罪人を徹底的に追求し、社会の弱者である精神障害者を食い物にする倫理の欠如 した人間を日本から駆逐してくださるように期待いたします。また、私自身、もしお役に立てる事があれば自分の知る限りの情報を提供したいと思います。ただ 知って る情報が古いために全て時効となっているでしょうが。

今回の事件はあまりに悪質であり、メディアの対応は非常識を通り越して反社会的で す。障害者を家族に持つ者として大阪地方検察庁特捜部の一層のご奮起を期待するものです。乱筆失礼したしました。もし私に連絡される場合は、法務省の者で すと名乗って電話をかけていただけますようお願い申し上げます

敬具


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