ジャズ君が代


ジャズ君が代(mp3)

ジャズ君が代ソロ・コード譜
  
日本国歌、君が代をジャズ・アレンジしたものである。時々、オマエは日本の国歌を馬鹿にしてるのかと怒り出す人がいるために余りサイトにおかないのだがリ クエストがあったので載せてみた。苦情が入れば消すかも知れない。

この曲はどういうコンセプトでできているか?まず、日本の国歌である以上、それはスピリチュアルな演奏であるべきだという考えがあった。同時に元々の君が 代のキミが指すのは恋人かも知れないわけで官能的でセクシーな演奏にしようとも考えた。結果としてギター部はカルロス・サンタナ、ソロ部はジョン・コルト レーンがフルートを吹いたという想定にした。

確か数年前の2chの音楽板で、今日は8月15日終戦記念日だから君が代を色んなアレンジで演奏してみようというスレが立ち、私がジャズ版をやることに なった、それだけの話で、特別な背景とか動機はない。ちなみにテクノ版とかもその時に制作されている。誰がやったかは忘れたが。

苦労したのは、コードの付け方で、この曲は基本的にユニゾンで歌う/演奏することを想定しておりジャズ的なコードとなじまないのだ。特に数カ所、どうして もコードがつけられない部分があったが、そこはメロディーと同じ音をベース音として指定することで解決した。専門用語で言えば分数コードを多用した訳だ。

ちなみに、こうしたスタイルで演奏しているフルート奏者で今、個人的にベストだと思うのは下のニコール・ミッチェルというシカゴ派のフルート奏者だ。この 人は本当にうまい。うまい上にアフリカン・アメリカンとしてのルーツを大切にした音楽をやっているために、当然ながら売れない。良い物は当たり前のように 売れないという今の時代をシンボライズしている。

http://www.cdbaby.com/cd/nicolemitchell2