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東京地検へのメールでの意見
以
下の意見は検察に対し送った私の意見である。残念ながら文字数の制限があり、言いたいことを書ききることができなかったので、ここであらためて本来送る予
定だった意見を掲載したい。なお、文字数(正確には文字数でなくバイト量)をこえて確認ページに入るとエラー・メッセージが出るとともに、それまでに書い
た文などが全て消えてしまうので、送る際は注意されたい。検察がもう少し親切なページ作りをするように期待する。
http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/tokyo/tokyo.shtml https://www.kensatsu.go.jp/kensatsumail/feedback.php?id=006
東京地検におかれましては7月3日に市民団体からの告訴状を受理されました。鳩山由紀夫氏の個人献金に関わるものです。ですが今日にいたるまで事情聴取すら行われていません。この点に関して個人的な意見を述べたいと考えます。
現
時点では鳩山由紀夫氏の個人献金において虚偽記載があったかどうか、その責任は鳩山さんにあるのか秘書にあるのか司法判断は出されていませんし私も何が真
実なのか知りません。あくまで仮定として鳩山由紀夫さんに虚偽記載の責任があったとしましょう。その場合、鳩山さんは公民権を停止され選挙権も被選挙権も
失います。さらに加えて公民権を停止されたものは選挙応援をすることができません。つまり可能性として鳩山由紀夫氏が選挙に立候補することができないばか
りでなく、現在行われている民主党の選挙活動にも大きな疑問符がつきます。
現在、鳩山さんは民主党候補の選挙応援を行われているだけでな
く、選挙ポスターに顔写真を出し、TVや新聞で民主党の応援をされています。これは民主党党首としては当然の行為ですが、もし鳩山さんの公民権が停止され
ており、選挙応援が禁止されていれば大変な問題です。何故なら日本社会の基盤をなす秩序が毀損されるからです。
検察は法の番人を自認され
ておられますが、法律の根本には違法行為が見つかった場合、可及的速やかにこれを正すという考え方があると私は思います。違法行為を検察が認識しながら1
年、何もしなければ、1年間、違法行為は「容認された」ことになります。冒頭で述べましたように東京地検が告訴状を受理されたのは2009年7月3日です。
何故、今日にいたるまで事情聴取すらされないのでしょう?これでは検察は違法行為を「容認している」と解釈されてもしかたないと考えます。
恐
らく検察サイドの考えは、現時点で鳩山由紀夫氏に関する公民権停止という司法判断が出ていない以上、立候補にも鳩山さんが現在、行われている選挙応援にも
違法性は無いというものではないかと忖度します。そして将来、鳩山由紀夫さんが虚偽記載で公民権を停止されても、公職選挙法の罰則が過去に遡及して適用されない以上、問題はお
きえないと考えておられるのではないかと考えます。
これは法律論としては、その通りかもしれません。ですが、もし選挙後に鳩山さんの公民
権が停止された場合、今回の選挙は日本の歴史に残る汚点となる可能性があります。また日本社会における秩序が破壊され、日本国民の「誰を信じたらいいのか
わからない」という不信感が助成されるでしょう。選挙にからんだ混乱は言うまでもありません。
検察が守るべきものには、明文化された法律だけでなく、日本社会の秩序も含まれていると私は考えます。検察が可及的速やかに大きな意味での「法と秩序の番人」としての役割を履行されることを期待するものです。
2009年8月24日
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