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世界のメディアは全て狂っている
昨日、期日前投票に行った。小選挙区も比例もJ党に入れた。マスコミの出口調査員は一人もいなかった。これは残念だ。言いたいことがあったからだ。
犬HK「どちらに投票されましたか?」 私「犬HKに入れました」 犬HK「えっ、どういう意味ですか?」 私「いや、M党に入れたんです」
こういう会話をしたかったんだがw
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今日(2009.08.27)、鳩山由紀夫民主党党首の「論文」が主要国のメディアに英文で掲載された。私が見た範囲では「論文」があまりに理想論すぎることを嘲笑する意見が多いようだ。
現
時点では各国首脳は沈黙を守っている。これは今、発言すると日本に対する内政干渉になるからだ。だが、選挙が終わればM党の政策、特にドル基軸通貨体制の
否定を包含する部分に関して批判がおきるだろう。だが日本人が愚かで反米主義の世界恐慌待望論者と欧米が非難するのはおかしいと私は思う。
私
は新聞社で10年働いたのだが、私の眼から見ても、ここ1年ほどの日本メディアの報道は常軌を逸していた。だが、それを言うならAP通信やNYT、ワシン
トン・ポストなど海外主要紙もまた常軌を逸していた。彼らは、民主党を第2次大戦における日本軍の「残虐行為」を誠実に反省する党として賞賛してきた。一
方で麻生自民党を、人気が無く、国粋主義の時代遅れのリビジョニスト(歴史修正主義者)としてけなしてきた。
もし民主党が管直人氏の過去の発言にあるよう
に、米国債を売却し、その売却益で民主党のマニフェストに挙げられた政策を実行しようとすればドル暴落をもたらすだろう。だが、その責任の半分はAP通信
やNYTのような欧米の「進歩的メディア」が負うべきだろう。何故なら、彼らは一貫して鳩山民主党を平和勢力として支持し麻生自民党を軍国主義的保守反動
として描く英文記事を世界に配信してきたからだ。嘘だと思う欧米人がいるなら、APでもNYTでもWPでもいいから、過去1年半の日本関連の記事を読み返
してみるといい。
まず、日本関連の記事そのものが非常に少なかった。特に中国との対比で言うなら1/3くらいしか掲載されかった。欧米主
要紙の日本支局は人員も少なく、日本語ができるスタッフも少ないお粗末なものだ。そして、欧米メディアは「安く英文記事が書ける」、それだけの理由で日本
関連の記事を香港を中心とした中国人スタッフに書かせてきた。一度も日本に訪問することなく、日本分析記事が書かれてきたのだ。
もし米国
オバマ大統領が選挙終了後に民主党の政権に苦情を入れるような事態がおきた場合、オバマ氏はまずAP通信やNYTが過去どういう報道をしてきたかをチェッ
クすべきだろう。そうすれば、「進んだ欧米メディア」が一貫して鳩山民主党を賞賛し自由民主党を軍国主義の末裔として描いてきたという真実を悟るだろう。
9月以降、民主党政権が誕生したと仮定して、もしオバマ氏が日本に対し何らかの注文をつけたい、あるいは苦言を呈したいなら、まずAP通信とNYTの記事
を読み直すことをお勧めする。
過去にサイマル・インターナショナルの翻訳家として仕事をした私は日本語のメディア以上に欧米メディアが日
本民主党をどう報道するかを検証してきた。もし、民主党が日本の外貨準備である米国債を売却し、結果としてこれから世界恐慌がおきるなら、その責任の半分
は「進歩的欧米メディア」が負うべきだ。
繰り返すが、欧米が選挙後の日本の政策を批判したいなら、まず自国メディアがどのように報道してきたかをチェックすべきだ。そう、世界のメディアはここ1年全て狂っていたんですよ・・・・・・・ 最後に私は一言、言いたい。
何故、日本で「ナチズム」がおきないと欧米メディアは考えてきたのか?ヒットラーは民主主義過程を経て総統となった。日本もまた、民主主義過程を経て独自の「フューラー」を選ぶかもしれない。そして独裁者は最初は平和主義者の仮面を被っているものだ。 | |