疑似先物に関する考察

ここ2週間ほど、私はまったくトレードを行わなかった。それは疑似先物を使うと、リスク・フリーで大きなリターンが可能な戦略を作ることができるのではな いかとずっと考えていたからだ。

ところで疑似先物(semi-futures)はこれまで日本語では一回も説明されてないらしい。これには驚いた。とりあえず証拠を挙げる。

www.google.co.jpでの疑似先物の検索結果

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&q=%E7%96%91%E4%B
C%BC%E5%85%88%E7%89%A9&lr=&aq=f&oq=

ヒット数は実質ゼロである。そこで疑似先物の元である英語のsemi-futuresを日本語ページで検索してみた。

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&q=semi-futures&btnG=
Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja&aq=f&oq=

こちらもヒット数ゼロである。一応、スクリーンショットを保存しておいた。

疑似先物

と いうことで、このエッセーは日本で最初に疑似先物を紹介するものになる予定だったのだが、私は考えを変えて疑似先物をどう活用するかを説明するのを止める ことにした。日本で先物やオプションを売買している連中の90%はPut-Call Parityが何であるか理解していない。私はそういう感想を持っている。そしてPut-Call Parityを理解してして無い人に疑似先物の使い方を説明するだけ無駄だからだ。

私自身は疑似先物を使った「美味しい先物トレード」を詳細に説明しても、いっこうに構わないのだが、誰も興味ないものをグラフや数式を多用して説明するの も疲れるだけなので、もうワインを飲んで寝ることにした。

ど うして日本では、「本当に儲かる手法」に関して誰も情報を提供しないのか?それは外資とかユダヤの陰謀とか以前に、日本人は「手間をかけずに簡単に儲ける こと」に誰も興味ないのだろう。その一方で、嵌め込みとしか思えない「日経平均先物自動売買プログラム」とか月会費数万円でシグナルを配信といった極めて うさんくさい「罠」には多数、はまり込んでいる。

そうした事を考える時、日本人が興味があるのは、株・先物・為替を取引して如何に財産を減らすかだけのように思える。いや、そうじゃない、本当に金が欲し いというなら、何故、疑似先物のヒット数がゼロなのかを説明してほしい。

と いう訳で、このエッセーでは疑似先物を使用した「美味しい取引」を具体的に説明するつもりだったが、日本人が投資する目的が損失計上であるなら、無駄な説 明をする理由がないとわかった。私も無駄な労力を割くつもりはないので説明はしない。こっちがタダで教えてやるというのに「教えてくれなくていい」という 相手に説明するほど私は博愛主義者ではない。

世の中、そんなもんなんですよw さてギターの練習でもするか・・・