性犯罪、ヒトラー、社民党、鳩山由紀夫を結ぶ考え

最近は色々と陰湿な性犯罪がおきている。2chあたりでは特定民族と結びつける傾向があるようだが、私の考えは全く違う。何故、性犯罪が多発するか?医学が進歩したからである。正確には医学と社会の整備により乳幼児死亡率が大きく下がったことが原因と考えるのだ。

100 年前の日本の乳幼児死亡率が正確にどの程度か知らないが、今は少なくともかつての1/10程度にまで下がっただろう。それは良いことなのだが、男性の性欲 は残念ながら1/10に下がっていない。100年前とほぼ同じだろう。何故なら性欲のような生命の根源にかかわることが100年やそこらで変わるとはとて も思えないからだ。

100年前は男性の性欲はむしろ社会の必需品だった。何故なら、子供を作っても病気などで死んでいく。日本人が生き延 びるためには男性の性欲が旺盛で女性が多産であって、初めて日本人という民族が生き残れた。つまり男性の旺盛な性欲がなければ日本人は死に絶えていただろ う。

問題は、現在の日本社会においては100年前のレベルの性欲は必要でなくなった点にある。しかし性欲という基本的本能がそう簡単に 1/10になる訳が無く、当然ながらそのはけ口が必要になってくる。第一、今の生活がずっと続くという保障はどこにもなく、15年先は日本が北斗の拳ワー ルドと化すかも知れない。可能性は低いが、その場合は民族としての日本人が生き延びるためには強い性欲が再び必需品となるだろう。

現在日 本社会の問題点は、上で書いたように男性が「過剰な性欲」を持つということを社会の前提として受け入れてない点にあると思う。誰がどう考えても100年や そこらで日本人男性の本能が変わるわけがないのだ。ところが、そうした主張をする、あるいは議論をすること自体がすでに女性差別思想の表れのように考える 特異な人たちがいるために、当たり前の事を当たり前として意見表明することすらできない。

何故、急にそうした話題を持ち出したかという と、今日、社民党のサイトを訪問したからだ。社民党と言えば、朝起きれば憲法9条、昼ご飯の前に差別反対、夜寝る前に共和国マンセーと唱えるというイメー ジを私は持っていた。当然、ウチのような精神障害者家族に関する何らかの政策が書いてあることを期待して訪問したのだが、サイトを隅から隅まで読んでも全 く触れられてない。

考えてみればこれは当然で社民党が精神障害者差別を真剣に考えていれば朝日新聞記者による

「失語症躁鬱ニート部落民はとっとと首つって氏ねよ。持ち家もない貧民のくせに」

と いう2ch発言を問題視し、国会で取り上げるはずだ。しなかったということは社民党も「失語症躁鬱ニート部落民はとっとと首つって氏ね」と考えている訳 だ。彼らの政策の中に障害者差別という言葉が1回も出てこない以上、そう考えざるをえない。ひょっとすると社民党党首福島瑞穂氏はヒトラーの崇拝者なの か?ヒトラーが精神障害者や血友病患者のように遺伝する病気持ちを嫌い「処分」した結果、現在のドイツにおいて精神障害者や血友病患者が比率として他国よ り低いと私は記憶しているが、それが福島氏の考える理想社会なのだろうか?

代わりに社民党のサイトには女性差別をなくすという政策が主要 政策の1つとして挙げられていた。だが、それは優先順位を間違えてないだろうか?精神障害者差別と女性差別を比較した場合、どう考えても精神障害者差別の ほうが深刻だと思うのは私のように家族に精神障害者を持つ者だけなのだろうか?

精神障害というのは実はお金で何とかなる部分がある。例え ば、統合失調症の薬ジプレクサとか鬱病の薬で従来の三環系に代わるSSRIとかは医学研究が進んで生まれた。ジプレクサにせよSSRIにせよ色々、問題点 が指摘されているが患者に取り治療の選択肢が増えることは当然、歓迎すべきことだ。そして、そういう研究はお金がかかるのだ。

そして社民 党をかかえこんで連立与党を作ろうとしている民主党は、そうした分野への研究費を無駄とみなし削減しようとしている。基礎科学に強い独立行政法人を無くす ということはそういうことだ。しかし、精神医学の分野への研究予算を削減することが無駄を省くことで日本のためになる、鳩山民主党がそう考えているなら彼 らは朝日新聞記者と同じ考えを持っていることになる。

失語症躁鬱ニート部落民はとっとと首つって氏ねよ

次回の参議院選挙の際は是非、マニフェストに明記していただきたい、いや皮肉ではなく。こちらも生きていく上での覚悟が必要になるからだ。