中川昭一氏の死を巡る疑惑

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=a5wJY7yBTsMQ

10 月4日(ブルームバーグ):自民党の中川昭一元財務・金融相(56)が東京都世田谷区下馬の自宅で死亡しているのが4日判明した。中川氏の地元である北海 道帯広事務所の吉田雅人所長が同日、ブルームバーグ・ニュースの電話取材で確認した。警視庁の広報担当者も死亡を確認しており、同庁世田谷署が死因や詳し い状況を調べている。

共同通信の報道によると中川氏はベッドにうつぶせになって死亡していたといい、外傷はなく事件の可能性はないと みられるという。中川氏の妻が4日朝、中川氏が起きてこないため様子を見に行ったところ、ベッドでぐったりしているのを発見。119番通報は午前8時半ご ろだった。自宅からは遺書のようなものは見つかっていないという。



この記事の中川氏がグッタリした状態で発見された というのは、かなり重要に思える。何故なら筋肉弛緩剤を使うと、そうした状態になるからだ。筋肉弛緩剤というと難しく聞こえるが、実は一部の抗不安薬には 筋肉弛緩効果がある。例えばメイラックスという薬がそうだ。私は1回、この薬を出されたことがあるが、1時間以上立ち上がれなかった。ただ、こうした薬は 個人差が大きいので私の場合は、そうだったとしか言えないが。

中川氏が鬱病治療をしていたかどうかは知らないが、ほとんどの鬱病では鬱病 の薬(三環系かSSRI)と抗不安薬のセットが出る。何故かというと、セットのほうが効果が出るからだ。鬱病の薬はセロトニン/ノルアドレナリン、抗不安 薬はギャバに働きかける。これらは全て神経伝達物質である。

遺書が無いと言うことは事故死か他殺だろう。事故死であるなら、メイラックス のように筋肉弛緩効果のある薬をアルコールでのんだのだろう。もし他殺であるなら、医師が特別に筋肉弛緩効果の強い薬を「調合」したのだろう。という訳 で、自殺なら筋肉弛緩効果のある薬+アルコール、他殺なら筋肉弛緩剤が使用されたと私は考える。後、アルコールを止めている場合でもグレープフルーツ ジュースと一緒に取ると薬効が増幅される。私個人的にはかかりつけ医師の不注意が原因かなと根拠無く推測する。

いずれにせよ警察は最低でも血液を抜き取り検査をし、残存薬物を調べるべきだろう。