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日本の右翼とは何者か?
引用
http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091212/imp0912120257001-n1.htm 2009.12.12 02:57
政府は、中国の習近平国家副主席が14日来日し、15日に天皇陛下と会見すると発表した。中国側の会見申し入れは通常の手続きを踏まず、鳩山由紀夫首相の指示で会見を実現させるよう宮内庁に要請したことも明らかにされた。政治的利用ともいえ、将来に禍根を残しかねない。
陛下と外国要人との会見は、1カ月前までに文書で正式申請するのがルールである。だが、中国側の申請が来日までに1カ月を切った11月下旬だったため、外務省はいったん、陛下との会見は認められないと伝えた。これが主権国家として当然の対応だった。
引用終わり
ま
ず何故、私はこのサイトをやっているかを説明したい。私のバックグラウンドは明らかに左翼系だ。父が労組委員長、勤務先が朝日新聞社、辞めた理由が昭和天
皇ご崩御の際に全ての紙面を追悼記事で埋め尽くすという編集方針批判。これだけの事実があり、なお私を右翼あるいは「ネット右翼」とラベルをはるのは難し
いだろう。むしろ昭和天皇ご崩御の際の編集方針に抗議して毎日新聞を辞めなかった鳥越俊太郎のほうがはるかに国粋主義者だ。つまり誰がどう見ても左翼的背
景しかない人間が自分に可能な限り「公正に」論評するところに、このサイトのユニークさ(唯一性)がある。それは音楽サイトとしては自殺行為であるために
本音で言えば私は政治的な文章を書くことを止めたいのだが・・・
さて最初のサンケイの記事に戻るが、闘病中の陛下に慣行を破ってまで中国
の要人(?)に会うことを強制する理由がわからない。明らかに非人道的および憲法の精神に反しているからだ。私は基本的に地球市民であり、実際にオースト
ラリアを除く全ての大陸に滞在したことがある。外国語も新聞社の記者の平均よりはるかにできると自負している。だが地球市民である私の眼から見ても、何故
日本の数少ない貴重な外交カードをこうした形で安売りするのか、その理由が理解できない。
それを言い出せば日本の右翼というのはずっと理解不能な存在だった。明らかに日本の国益を損なう鳩山民主党政権が出来てから「右翼」がやった事は
1.厳重な警戒の下にある民主党本部に侵入し、鳩山首相の個室に入り込み、サーバーを破壊した 2.お縄さんと関係のある水谷建設に車を突っ込ませた
こ
れくらいである。実は私と日本の右翼の「つきあい」は結構長い。最初は赤尾敏氏の街頭演説だった。この頃、私は朝日新聞社が東京本社を有楽町から築地に移
す過程のなかにいた。有楽町時代、社の前で赤尾敏氏がよく演説をしていて私は何回か聴いたことがある。左翼のアジ演説との比較で別に異常な演説とは思わな
かった。いや普通の朝日新聞社員も有楽町の名物として受け入れていた。
次は赤報隊事件から昭和天皇ご崩御にいたるまでの数ヶ月だ。朝日新
聞が胃ガンというプライバシーを紙面でばらすという人道的なルール違反をやった。それに対して「右翼」の街宣車が毎日、数台は会社の前で大音声で非難メッ
セージを流していた。正直、仕事に集中できないからうるさい音声は止めてほしいと思った。警察が対抗して、「右翼」に排除命令を拡声器で流すから余計にう
るさかった。
しかしである、何故、朝日新聞社の前に押しかけた街宣車に乗っている連中は赤尾敏氏のように顔をさらし自らの言葉で朝日新聞
を非難しようとしなかったのか?彼らの街宣車はいつも内部が見えないような構造だった。さらに「演説」もすでに録音されたものを繰り返すだけだった。何
故、赤尾敏氏のように顔を出し自分の言葉で朝日を批判・非難しなかったのか?何か自分の言葉で話すと特定されるような「特定アクセント」を持つ人たちが
やっていたのだろうか?
私は朝日新聞社でかつて働いた者として告発すべき事は告発している。同時に、たまたま仕事の関係で東京本社写真部
長と親しかった頃におきた朝日サンゴ事件に関しては事件の悪質さはおくとして、その後の対応はそれなりに誠実だったという朝日擁護の文章も書いている。そ
れは自分が経験した範囲では、そういう風に見えるからだ。ところでマスゴミ出身の評論家、作家はたくさんいる。愛国系では井沢元彦(元TBS社員)や小林
よしのり(多数のTV出演歴あり)がいる。そして、ここ1年TVの報道が明らかに異常だったにも関わらず「事情」を知っているはずの井沢も小林もTVの
「事情」を話そうとしない。それは結局、自分たちのビジネス利益>>>国益だからと私は考える。つまりプロ市民に対するプロ右翼であ
る。
私は、このサイトを運営することで全く利益を得ていない。むしろ、嫌がらせ電話の回数が増えるばかりだ(笑)。一方で井沢や小林は愛
国的言動で利益を得ているのだから、熟知しているはずのTV局の内情を暴露すべきなのだが、彼らはそうしない。とりあえずの結論として、日本の右翼は赤尾
敏氏あたりを最後に死に絶えたと考える。なお私も広告営業としてTV局を担当していた時期があり、全ての系列のTV局に100−200回くらいは訪問して
話をしている。だが、私がTV局を担当していた頃のTV局には特に「異常な傾向」は見られなかった。だからTVに関しては何も書いていない。私はTV局に
「配慮」している訳ではない。知らないから知らないと言ってるだけだ。
ところで田原聡一郎氏がTVから身を引くような報道がある。田原さ
んは仕事がらみで6回くらい会ったことがある。最初に会った時に「キミはボクがTV東京のディレクター時代にやった番組をどれだけ見ている?」と訊かれた
のを思い出す。私は関西に住んでいたのでほとんど知らないと答えると田原氏は熱く自分の原点はそうした報道番組にあると語られた。だから、どうだと言われ
ても困るが・・・・・
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