ちびくろサンボは本当に差別的か?

まず過去の2chスレから引用。

引用

1 名前:☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2005/09/14(水) 11:27:41 ID:???0 ?##
★復刊好調「ちびくろ・さんぼ」 17年前「絶版騒ぎ」との落差

・今年、17年ぶりに復刊された岩波書店版『ちびくろ・さんぼ』がベストセラーになり、10日には続編も刊行された。「人種差別を助長する」が理由の絶版が波紋を呼んだ絵本の 再登場に、今回どんな反応があったのか。

  東京・丸の内の大型書店。赤や黄の表紙が印象的な『ちびくろ・さんぼ』が店内に平積みされている。1冊目は4月の発売から同店のフィクション部門の5位以 内を占め、絵本としては異例の売れ行き。担当者は「手にとって懐かしいと熟読する30代以上のお客さんも多い」と話す。

 『―さん ぼ』は、インド滞在中の英国女性、ヘレン・バンナーマンが19世紀末に創作した物語。ジャングルで遭遇したトラから少年が機転をきかせ生き延びる。日本で も黒人風の絵を使った米国版を訳した岩波書店版が35年間で120万部のロングセラーとなるなど親しまれたが、絵や名前が差別的との市民団体などの批判を 受け、1988〜89年、当時出版していた11社のすべてが絶版にした。これに対し東京の小出版社、瑞雲舎が「十分な議論もない絶版はおかしい」と、岩波 版収録の2編のうちまず著名なトラのエピソードを載せる本を出版。5か月で15万部に達し日本人漫画家の絵を使ったもう1編のふたごの話も『ちびくろ・さ んぼ2』の名で初版8万部で刊行した。

 同社には4月、米のインターネットサイトで募った約100人の署名をつけ、「絵や書名がある 特定の時代の反黒人感情を反映し不快」とする販売中止要求のメールが届いたという。直接の抗議は1件だけで、同社の井上富雄社長は、「米の政界やスポーツ 界で黒人が活躍する今日、この本で日本人が差別的感情を持つとは思えない」と話す。88年当時の絶版騒ぎは、黒人をステレオタイプ化した商品が日本で売ら れているとの米ワシントン・ポスト紙の批判記事が発端で、日本大使館への抗議も寄せられた。今回、海外メディアでは米ロサンゼルス・タイムズ、英ガーディ アンの2紙が復刊を報じたが批判的論調は見られない。(一部略)

http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20050913bk05.htm

102 名前:竹本秀之:2005/09/14(水) 12:17:09 ID:WTO5cX5V0
サンボというのは実はアフリカ特にアンゴラではありふれた名前。下のURL
の最初のはマヌエラ・サンボというアンゴラ人女性画家。次のはWHOの資料
に出てくるやはりアンゴラ人のルイス・ゴメス・サンボ医学博士。angolaと
samboでググると29800件のヒット。でサンボを差別用語と決めつけちゃ
うとサンボという先祖伝来の名前を持つアフリカ人はどうしたら良いわけ?
そう自分のサイトで主張したら嫌がらせを受けたよ。大体サンボは英語圏での
み侮蔑的ニュアンス」があった。コーヒー・ルンバのスペイン語歌詞を読んで
ごらん。これはコーヒー農場で働くマヌエルと呼ばれるサンボ(スペイン語で
は白黒混血を指す。もちろん差別的ニュアンスは無い)の悲恋を歌ったものだ。コーヒー・ルンバは放送禁止歌にしなくていいのかい?朝日・岩波偽善体質の 象徴。

http://www.galerie-herrmann.de/arts/sambo/
http://www.afro.who.int/press/1997/regionalcommittee/rc1997090306.html

引用終わり

上 のレスでお判りの様に私はずっと実名で、時にはIPアドレスをコテ代わりに出して2chで自分の意見を主張してきた。鳥越俊太郎は2chは匿名性に隠れた 便所の落書き(大意)と言うが、上の例が示すように私はちゃんと実名で2chをやっている。そして名前とIPがわかれば、レスをした人の住所もわかる。後 は電話帳をひいて番号を確認し深夜/早朝に嫌がらせ電話をかけるだけで良い。鳥越俊太郎は自分の住所や電話番号を公開した上で自分の意見を述べているの か?違うだろう。私がした「便所の落書き」ですら、名前、IPアドレス、(推定される)住所と電話番号を示してレスが書かれている。一体、無責任なのはどちら だろうか?

ちびくろサンボを巡る論争に関して私が指摘したいことは、もしサンボが差別用語なら

1.アフリカ、特にアンゴラに無数にいる先祖代々の名前サンボを持つ人はどうしたらいいのか?
2.サンボの父親はジャンボと言った。これはスワヒリ語で「こんちには」という意味である
3.サンボの母親はマンボと言った。これはコンゴの言葉リンガラ語で不幸・災難という意味である。

いくつか指摘したい。

1.スワヒリ語もリンガラ語もバントゥー(語)族の言葉だ。
2.サンボというのはアンゴラでは極めてありふれた名前だ
3.アンゴラで使用されている言語はキンブンド語とウンブンド語の2つがある。だが2つともバントゥー(語)族言語だ。
4.ジャンボというのはスワヒリ語で「こんにちは」という挨拶だ(後に大きいというニュアンスが加わる)
5.マンボというのはリンガラ語で「災難」を意味する

ケニアのような安全な観光地域にいった人は無数にいると思うのでジャンボがスワヒリ語である点は簡単に確認できると思う。

マ ンボに関しては1999年にSimon Musicから出たDefao/Big Starsの"Treblemente de Terra"というアルバムを聞けばよい。このアルバムで掛け声担当のテオ・ムバラが"maladie japonais mambo mingi"と言っている。訳すと「日本は病気にかかっている。大きな災難だ」というものだ。要するに日本の経済危機に同情してくれてる訳だ(笑)。

私はこれだけ簡単に確認できる証拠をあげ、サンボという名前を差別用語に指定するとアンゴラを中心にする多くのサンボという苗字を持つ人たちはどう暮らしたらいいのかという反論を出してきた。

一方でwikiは以下のように主張する。

引用

こ うした絶版措置を支持する声もある一方で、『ちびくろサンボ』に愛着を持つ人々からは「なぜこのすばらしい作品を消すのか」と不満が起った。サンボ (zambo)は南アメリカにおいて、インディオと黒人の混血を指す語であり差別語ではないとする反論や、「サンボ」「マンボ」「ジャンボ」はシェルパ族 の中では一般的な人名であるという反論もなされている。

引用終わり

私は「サンボ」「マンボ」「ジャンボ」に関して英語力があれば誰でも確認できるソースを出している。

何故、岩波の意向を受けたと思われる、

「サンボ」「マンボ」「ジャンボ」はシェルパ族の中では一般的な人名である

と主張する人は具体的な人名を出さないのか?大体、ネパール少数民族であるシェルパ人の皮膚は黒いのか?普通に「白い」だろう。

もし本当に一般的な人名なら具体的な名前を数百、示すことができるはずだ。ネットがほとんど普及してないアンゴラですらこれだけのヒットがあるのだ。

私が岩波を嫌う理由をご理解いただけただろうか?