日本が取るべき移民政策 アメリカにおいては若 いときに頑張って働いて老後はフロリダやアリゾナのような温かく気候の良いところで過ごすというのがずっと理想だった。実際、理想の引退先特集はアメリ カ・メディアで頻繁に見る。ところが今、最も人気のある理想の海外引退先の１つは日本のようだ。下の驚きの記事を読んでほしい。 引用 http://finance.yahoo.com/focus-retirement/article/109317/appeal-of- overseas-retirement-grows-for-many?mod=fidelity-livingretirement by Philip Moeller Wednesday, April 14, 2010 What do Japanese-American retirees know that we don't? Over the past decade, more and more Social Security payments are being forwarded to people in Japan. And while their nationalities are not disclosed, it's likely most are of Japanese ancestry. Mexico's decline as a place for Social Security recipients was exceeded only by Italy, which registered a 13 percent drop. On the other end of the scale was Japan, which recorded an astounding seven-fold increase in Social Security recipients -- to 37,600 from only 5,000 -- and is now the third most common destination for foreign-bound payments. Here are other countries rounding out the top 10 (with their current numbers and percent change over the past nine years): Germany (37,100, up 54 percent). Italy (33,000, down 13 percent). United Kingdom (31,600, up 28 percent). Greece (23,100, up 12 percent). Philippines (21,800, up 21 percent). Portugal (12,300, up 8 percent). France (12,300, up 41 percent). 引用終わり 何回も繰り返しているが私はできるだけ著作権を守る主義なので翻訳を省くが、上の記事が言ってることは 1.最近になってアメリカ人年金受給者が海外に住む例が増えている 2.特に増えているのが日本で、過去7倍の3万7600人にまでなった 3.恐らく日本に住んでいるのは日系アメリカ人だろう 4.これはカナダ、メキシコに次ぐ３位だ と いう内容だ。これはなかなかスゴイ内容だ。1位のカナダや2位のメキシコはわからないでもない。国境を越えて簡単に移住できる国々だから。だが日本はアメ リカのほぼ反対側にあり英語があまり通じるとも言えないのだ。にも関わらず、あえて老後の生活を日本で過ごす人がいる。つまり日本と言う国は我々が感じ考 える以上に住みやすい国らしい。 上の記事は日系人と決めつけているが、意外と厚木などで勤務したアメリカ人退役軍人もいるのではないだろうか？そうであれば人種に関係ない魅力を日本が持っていることになる。 私 が上の現象が素晴らしいと思うのは、密入国したくせに強制連行された、謝罪と賠償うんぬんを言う某民族のように日本にたかるつもりが無い点だ。むしろアメ リカ政府が支払うドルを日本国内で消費してくれるのだから最上級のお客様だ。将来の巨大ビジネスになりうるのだ。とりあえず東京とか神戸とか特区に指定し て、英語以外10ヶ国語で２４時間対応できる体制を整えてはどうだろうか？ただの英語オペレーターではなく病気や怪我に対応できるレベルの語学名人であ る。 そうした特区ができれば、当然ながら外国人向けの医療機関を作っても良いだろう。ここでは日本の持ち出しになるから損だが、全体で見れば、外国の年金を日本国内で使ってくれるのだから歓迎をすべきだろう。 考えて見れば、日本と言う国は 1.医療水準が高い 2.老人に敬意をはらう文化が残っている 3.依然として安全だ 4.豊富な食生活を楽しめる（特に東京） など優れた特質を持っている。 今、 日本に必要なのは単純労働移民ではない。年金などを持ったお金持ちの老人だ。ネット環境はすでに十分整っているから、アメリカの新聞やTVをネット経由で 見るのは簡単だろう。一方でIP電話を使えば、アメリカの友人と話をするのも大してお金がかからないだろう。美術館も多いし文化面も豊かだ。ジャズ・ファ ンとしては音楽面での遅れが少し気になるが。 さらに日本では英語ネイティブ向けの職は割りとあるから、働きたければ働くこともできる。これは日本人の職を奪うことにならない。Win-Winの関係だ。 理想的な老後の引退先を世界中、探したら、実は日本だった。驚きである。