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沢尻エリカをめぐる大きな疑問
先週の水曜日、
日経平均は大きく下げた。2chの市況板をのぞくと沢尻エリカの離婚ショック暴落が来たと書いてた人がいた。最も、その数レス後に「来るなら好感上げだろ
う」という皮肉があった。一方で、別のスレでは沢尻の離婚はずっと前から知られていたが、小沢一郎に対する検察審査会の起訴相当という議決を隠すために、
その日にTVがぶつけてきたという分析が書かれていた。
私はそうしたレスを読みながら大きな疑問を持った。それは何かと言うと
沢尻エリカというのは何をする人だろう?
と
いう根本的な疑問だった。調べて見ると女優であり歌手でもあるようだ。だが私は映画は20年以上、見て無いしTVドラマも見ないから女優の部分は全く知ら
ないし興味も無い。だが歌手なら私も音楽演奏家なので曲を聴いてみようと考え、ある動画サイトで数曲聴いた。その曲の感想を率直に書くと、猫の首とか血が
ついたカミソリの刃とか旧日本軍の銃弾の詰め合わせが宅配便で送られてくる可能性があるので、あえて(以下、削除されました)。
いずれに
せよ私が沢尻エリカ氏あるいは離婚した相手の男性に関して、うらやましいとか流行に後れたという感情を全く持たなかったのは事実だ。正直、言えば死ぬまで
知らないほうが良かったと思った。これはアイドルの売り出しとしては完璧な失敗だ。沢尻氏はアイドルだと私は理解しているが、アイドルならその容姿を見て
音楽を聴いた人が愛するにせよ憎悪するにせよ何らかの反応をおこさせるレベルのカリスマを持つべきだ。私のように、これまで沢尻エリカを知らなかったこと
に対し何も特別な感情がおきないようでは、とてもでは無いがアイドルとは言えない。
ただ私も仙人ではないので、時として「その手の音楽」を薦められることもある。そういう時、私は2つの点を指摘する:
1.コブシがきいてる 2.演歌と同じペンタトニックだ
こ
の2点を指摘すると、相手は憤慨し、どこがコブシですか、どこが演歌ですかと怒るのだが、私は「ほら、ここのメロディーの最後のロング・トーンの部分で音
程がフラット気味に揺れてるだろ?」とか「アレンジとコードのつけ方で誤魔化してるけどメロディーは演歌と同じペンタトニックだ」とか指摘する。ある程
度、音楽の知識のある人だと「ペンタトニックじゃないでしょ、このメロディーはsus4で終わってる」とか指摘するのだが私は「sus4で終わってるため
に曲が極めて不自然になってる」と反論し、いつも最後は泥仕合の罵り合いで終わるのだった。
で、沢尻エリカが離婚した先週、私は何をして
いたかというとYouTubeで見つけたYenga Yenga Jr./Casque Bleusの演奏に聞きほれていた。さらに検索するとマキナ・ロ
カの演奏までアップされている。マキナ・ロカと言っても日本人で理解できる人は200人程度だと思うが、コンゴ音楽の隠れた最高峰である。
誤解されないように言うと私は沢尻氏がやられているタイプの音楽が嫌いという訳ではない。ただ、ひたすら****で**に堪えないのだ。私はとりあえず耳の汚れを落とすために以下の曲を聴いた。
エモーションズの「ベスト・オブ・マイラブ」ライブ http://www.youtube.com/watch?v=Sh2HRHEgB_U
エモーションズの名曲"Flowers"の素晴らしいカバー by アマンダ・エリオット http://www.cdbaby.com/cd/amandaelliott
アマンダ・エリオットの旦那の演奏するジャズ http://www.cdbaby.com/cd/terenceelliott
特
にエモーションズの「ベスト・オブ・マイラブ」ライブがすごい。ディープな黒人音楽特有のギャーという声が入るのだが、その部分では顔をマイクから遠ざけ
ることで音量バランスを取ると言う素晴らしいマイク技術を披露している。だが上の3曲の良さをどれだけの日本人が理解できるのか?結局、理解できない人が
多いから沢尻とかアイコニックとかが「売れる」のだろう。
とりあえず沢尻エリカという女性がどういう人かわかったので、これからどういうニュースが出ても無視できるようになった。これはこれで、大きな収穫だろう。人間、死ぬまで勉強です(笑)。
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