何故、経済評論家は嘘を言っても罰せられないのか - パート2

引用

http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/1144.php
 
 世界とアジアの主要国の1人当たりGDPを見てみると、

  1位:ルクセンブルグ(10万4,673ドル)
  2位:ノルウェイ(8万3,922ドル)
  3位:アイスランド(6万3,830ドル)
  4位:アイルランド(5万9,924ドル)
  5位:スイス(5万8,084ドル)
  6位:デンマーク(5万7,261ドル)
  7位:スウェーデン(4万9,655ドル)

と続いています。そして、政治家はもっとこうした他国の事例を勉強するべきです。シンガポール、アイスランド、アイルランド、フィンランドなど、こうした国々がなぜ最近活躍しているのか、その理由をしっかりと学んでいる日本の政治家は殆どいないと私は思います。

引用終わり

大 前研一氏は日本はアイスランドのような金融立国を目指せと書かれたがそのアイスランドは実質、国家破産に陥りIMF融資で生き延びている。日本の政治家が 大前研一氏の意見を無視したお陰で、我々は安泰な生活を送ることができる。素直に自民党と官僚に感謝したい。まあ、ここからいつものように皮肉を入れて紹 介しようと思ったのだが大前氏の著作物を見て気力を失った。

Amazon.co.jp: ロシア・ショック: 大前 研一: 本

大前氏ならではの現地データを駆使した鋭い分析で、ロシアの最新事情を詳しくレポート。さらにロシアとEUの「知られざる関係」を明かし、10年後の世界のパワーバランスを完全予測する。本書を読めば、「ロシア・ショック」が「日本のチャンス」となる! ...

Amazon.co.jp: 衝撃! EUパワー 世界最大「超国家」の誕生: 大前 研一: 本
レビュー対象商品: 衝撃! EUパワー 世界最大「超国家」の誕生 (単行本). グローバリスト 大前研一の最新作である。帯には、日本発展のカギは欧州にありと書かれているが、その論理の真意が理解できない。 まず、日本人は欧州に見習いアジアに対する ...

東欧チャンス (PATHFINDER (5)): 大前 研一: 本
新テーマは、脱中国一辺倒、東欧(中東欧)のチャンスを生かすこと。中国も良いかもしれないが、中東欧をうまく活用できないもの .... 大前氏の「東欧チャンス」を手に取った。 なるほど、東欧のことは知ってるつもり。旅行記のような読み物としても ...

そして最新の記事としては以下のものがある。

引用

http://president.jp.reuters.com/article/2010/06/21/780F2D16-79FD-11DF-8260-89113F99CD51.php

デジタル敗戦国日本は「チャイワン」に学べ
大前研一の日本のカラクリ
プレジデント 2010年7.5号
日本の製造業が“負けた”理由は何か。一つは日本のモノづくりを支えていた「産業構造」が崩れたからだ。

引用終わり

確 かに誰にでも間違いはある。私のサイトの文章にも間違ってる部分がある。だが大前氏はビジネスとして上記の主張をされている。なら、確かにアイスランドは IMF管理に入りました、東欧はソブリン危機で揺れています、ロシアの経済は低迷しています、EU/ユーロは壮大な失敗に終わりそうですと自分の間違いを 認めた上で、今回の記事は正しいという自信がありますと書くべきだろう。

あまりの馬鹿らしさに私は批判する気力を失ってしまった。パート 1で私は藤巻健史氏を批判したが、藤巻氏はまだ良心的だ。何故なら、ご自分のサイトをプロパガンダと名づけている。さらに、自分の主張にポジション・トー クが入っていることも何度も認められている。大前研一氏の場合、問題はむしろ、日本はアイスランドのような金融立国を目指せと主張した人を未だに使い続け るメディアや出版業界にあるように思える。

という訳で竜頭蛇尾になってしまったが、大前研一氏の場合、批判する気力がおきない。申し訳ないが、ここで終わらせていただく・・・・・・

ピース&ラブ(笑)