結局、ネベツネは朝日になりたかったのさ(笑)
引用
核廃絶長崎の祈り…英仏出席に望み、米は姿なく
読売新聞 08月09日13時15分
英仏代表の式典初参加に核廃絶への期待を込める田崎さん(9日、長崎市の平和公園で)=貞末ヒトミ撮影
被
爆から65年を迎えた9日、長崎は犠牲者への深い祈りに包まれた。核保有国の英仏代表が初めて平和祈念式典に参列する一方、原爆を投下した米国代表の姿は
なく、被爆者の間には、核兵器廃絶への期待感と失望が交錯した。惨状を知る被爆者が高齢化するなか、幼かったため「あの日」を覚えていない被爆者たちは悲
劇を伝える道筋を模索し始めた。 英仏両国の代表は、平和祈念像前に設けられた特別来賓席の前から6列目に着席。真剣な表情で、身を乗り出すようにして式
典を見守った。
引用終わり
正直、私はこのナベツネ新聞記事の意味がわからない。英仏は日本に原爆を落としたのか?そういう事実はない。実際に落としたアメリカは広島の式典に駐日大使を出席させた。だが、それと平和や核廃絶とどういう関係があるのだろうか?
ナ
ベツネ新聞は英仏が核兵器で日本を攻撃することを恐れているのか?可能性ゼロとは言わないが、極めて低いだろう。対して日本の主要都市に核ミサイルを向け
ている中国、あるいは過去何度も日本周辺で核実験を行った北朝鮮の代表は出席していない。日本を核攻撃する可能性が高い国が全く出席せず、可能性が非常に
低い国の代表が出席することに一体、どういう意味があるのだろうか?
日本が東京オリンピックを開催し、国際的なステージに出るその初日に
あわせて核実験を行ったのは中国である。この件に関して中国からの謝罪があったという話を聞いたことがない。つまり過去、数十年において最も日本を核の脅
威で脅してきた中国は、そうした行為を反省してないし、もちろん謝罪もしない。ナベツネ新聞が問題にすべきなのは何故、中国や北朝鮮という日本に対する喫
緊の核脅威をもたらしている国が長崎の式典に参加してないのに、日本に対し核攻撃をしたこともなければ将来する確率も非常に低い英仏の式典参加をそれほど
までに評価するのかである。
以下は元朝日新聞社員としての私の非常に個人的な意見になるが、結局、ナベツネ新聞は「朝日新聞」になりた
かっただけではないのか?1970年代において部数、広告収入、社会の認知度全てにおいてナベツネは朝日に負けていた。部数に関してはすでに書いたよう
に、購読料金改定を申し合わせておきながらナベツネ新聞だけが守らないことで部数を伸ばしたという朝日新聞内部の恨み節を紹介した。
私は
ある時期まではナベツネ新聞は本当に保守思想に根ざした「健全な新聞」であると思っていた。だが、ここ数年でナベツネが保守路線を打ち出したのはマーケ
ティング上の差別化をしただけと考えるようになった。要するに、朝日と同じような左翼・リベラルでは朝日を抜けないので、戦略として保守を打ち出したと考
える。ただ、その保守というのはただのマーケティング戦略上の姿勢にすぎなかった。私、個人の印象としてはナベツネ新聞は、保守の皮をかぶったミニ朝日
だったと今は感じている。
繰り返すが、現在の日本に対して核で脅しているのは中国と北朝鮮である。ナベツネ新聞が問題にすべきなのは長崎式典に英仏代表が出たことではなく中国と北朝鮮代表がいないことだろう。
言ってしまえばナベツネ新聞も朝日と同じレベルのお花畑信者の集まりだった。そろそろ、ネット利用者はそういう「正しい現状認識」を持っても良いのではないだろうか?