読売新聞の異様な偏向
2010.08.22

最初にお断りしますが、ここで読売新聞を挙げているのは私が簡単に目を通すことのできる一般紙が読売しかないためであり、朝日・毎日・産経も同じかも知れません。

昨日の朝刊だったかな、小沢氏、鳩山系集会に参加、駆け引き活発化という1面記事があった。読売が幹事長職を辞した後も「小沢氏」という敬称を使うのだから、よほどの実力者なのだろう。

読 売の1週間ほど前の記事に「小沢氏、1ヶ月近く連絡不能」というのがあった。これは矛盾している。もし小沢氏が本当に日本の実力者であるなら常に所在を明 らかにすべきだ。何時、「有事」がおきるかわからないからだ。ところが読売新聞としては「小沢氏、1ヶ月近く連絡不能」というのは無問題らしく批判的な部 分は無かった。読売は自分たちの矛盾に気がつかないのだろうか?以下、論理的に反駁する(←立花隆みたいだなw)。

1.小沢氏は日本に取り、非常に重要な人物であるか、そうでないかのどちらかである

2.もし小沢氏が日本に取り、非常に重要な人物であるなら常に所在を明らかにすべきだ

3.もし重要な人物でないなら、何故1面で「小沢氏、鳩山系集会に参加」という巨大記事を載せるのか?

大 体、国会議員の仕事は国会に出て、採決に関与し、国政に関して常に国民と対話し、民意をくみ取ることでは無いのか?ここでの読売新聞は明らかに民主党応援 団としての視点に貫かれている。それは過去において渡辺恒雄論説主幹が延々と非難された朝日新聞的なポピュリズムとどう違うのか?

大体、 経済規模で日本が中国に抜かれたことにショックを感じ、中国に対する脅威を煽ることが必要なのだろうか?何故、抜かれたかを冷静に分析していけば良いだろ う。だが、それをやると日本の国益より地球益と宇宙益を重視した鳩山政権の経済面での無能さをまず取り上げねばならないだろう。そして鳩山民主党を「維新 の志士」のように取り上げ美化したのはまさに読売新聞グループを始めとしたマスゴミである。

なるほど、冷静な分析ができない訳だ(笑)。