日本が階級社会である、これだけの理由
2010.08.26
引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%
83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5
ノ
ブレス・オブリージュまたはノーブレス・オブリージュ (フランス語:noblesse oblige)
は「貴族の義務」あるいは「高貴なる義務」のことである。英語では「ノーブル・オブリゲーション」(noble
obligation)と言う。一般的に財産、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことを指す。一般的な用法ではないが、慇懃無礼あるいは偽善的な社会
的責任について蔑視的に使われることもある。また、実際の歴史では、貴族などの特権と贅沢を正当化する隠れ蓑となった側面もある。
引用終わり
引用
「立
花隆氏の話『この10年間、東大の授業で学生に新聞購読の有無を聞いているが、どんどん減少。最初は3分の1ぐらいいたのが、いまや200人中5人ぐらい
しかいない。今の若い人は新聞を読まない。習慣がない』」(クロ現1/12)http:
//twitter.com/kamematsu/status/7904501209Jan 18, 2010 3:03 PM PST
kamematsu
引用終わり
立花氏は東大学生が新聞を読まないことを嘆いておられるが、元新聞社社員である私(竹
本秀之)は現在、全く読まない。読んでるうちに脳が腐り発酵してくるのがわかるからだ。では書籍は読んでいるかというと、こちらも読まない。先週の日曜日
に部屋の整理をして不要物を捨てたら蔵書がついにゼロになった。電子書籍は利用したことがない。つまり立花氏の感覚で言うと、私は社会の最底辺のD層らし
い。まあ、実際にそうなのだが(笑)。
では何故、私は書籍を読まないか?これは日々、読んで吸収すべき活字情報が多すぎるために書籍のよ
うな古い情報を読んでる暇がないためだ。つまり私は、日々、提供される猛烈な量の活字情報を咀嚼するのにせい一杯であり、もはや古典的な「本」を読んでる
時間がないから読まないのだ。
ノブレス・オブリージュに話が飛ぶが、私が日本は実は階級社会ではないかと思ったのは朝日新聞社の新人研修
の場でだった。同期入社に松島みどり(前自民党森系衆議院議員)という人がいた。驚いたことに、この人は大学を卒業する年度にありながら自転車にのること
が出来なかった。私は「大学を卒業するまで自転車を載らずに生活できる天上人とは、どのようなおかたか」と興味を持ち話しかけた。(滋賀県朽木村朝日新聞
研修センターでの話)。
ところが、ここで朝日新聞が社員財産として抱え込んでいる冷泉家文書に関して
1.これは朝日の利点だから徹底的に利用すべきだ(松島氏意見)
2.それほど重要な文書なら、朝日のような私企業が管理せず、国に譲渡しろ!(竹本意見)
と
いう決定的な意見の食い違いがおこり、結果として周囲が止めに入らなければ暴行沙汰になっていたことはすでに書いた。ところで一方に松島氏のように大学を
卒業するまで自転車が必要でない階級があり、一方では私のように毎日の風呂を沸かすために山にリアカーをひきづっていき、集めた粗朶を炊き口につっこみ、
そこにオガライトだの枯れ木だの朝日新聞だの、NYタイムズだのを入れて生活していた人がいた、これは嘘偽りのない事実である。これは日本は実は大変な階
級社会だったことを示唆する。
そして私が疑うところ、日本の左翼運動なるものは実はノブレス・オブリージュ、つまり特権階級が特権を失いたくないために愚民をなだめる運動ではないか?
そう思わせる証拠はいくらでもある。例えば、苦学して中央大学法学部を卒業したと(一般には信じられている)千葉景子法務大臣の経歴である。
引用(wiki)
政界入りまで
横
浜国立大学学芸学部附属横浜中学校を経て東京学芸大学附属高等学校を卒業し、1971年(昭和46年)中央大学法学部を卒業する。1982年(昭和57
年)弁護士登録。横浜弁護士会に所属。弁護士としては、厚木基地爆音訴訟、富士見産婦人科病院事件、宇都宮病院事件を担当する。
引用終わり
こ
れの、どこが苦学なんですか?名門中学、名門高校を経て弁護士になる。挫折無き人生だと私は思います。対して私は家から一番近い公立中学(高槻市立第6中
学校)を経て、隣の市の大阪府立茨木高校に行きました。塾とか予備校とかどういうものなのか知りません。利用するお金が無かったからです。何故、無かった
かというと私の兄が統合失調症を発病し、そちらの医療費にお金を取られ、私にまで回ってこなかったからです。
これは、おかしいでしょう?
名門の家に生まれ、名門中学と高校に進学し、大学に入ってからは成田闘争に没入し火炎瓶を投げて警察官数人を頃し、・・・・、いやその遠い世界に送った人
が現在、法務大臣をやっている。そういうエリート教育と無縁だった私は、精神障害者の兄とアルツハイマーが進行しつつある母の面倒を見ながら細々と暮らし
ている。これが千葉さんの考える社会的正義なんですか?千葉さんの論理なら私のように搾取されている側の人間は千葉さんのように搾取する側を打倒すべきな
のですが・・・
それを言い出せば滝廉太郎につながる良家の子孫が日本における搾取に怒ったりする。筑紫哲也氏ですが。病院長の娘として何
ひとつ不自由ない生活を送りながら「女性は虐げられている」と主張した下村満子、BMWの広告に出て実際、複数のBMWを保有しながら派遣労働者の窮状に
思いをはせる鳥越俊太郎。
で、本当に苦しい家庭に育ち、今も兄の精神病と母のアルツハイマー病の面倒を見ている私には意見を求めるメールすら届かない。
最近、私は「日本で左翼運動が盛んなのは、日本が階級社会だからだ」としみじみと感じています。