壮大な陰謀論
2010.09.05

注意していただきたいが、下の文章は根拠のない陰謀論である。だが朝日新聞社で広告営業を10年やった私には、それなりに「筋道」が通っているように見えるので、あえて書いてみる。決して盲信せず、ご自分の頭で考え、ご検証いただきたい。

過 去、毎日新聞が経営危機に陥った時に電通からの資金を受け入れる代わりに広告割付の権利を電通に売り渡したという業界の噂を何回か書いた。そうした噂話を した人は数人いる。一人は私の上司であり、一人は個人的に親しくしていたある広告会社(広告代理店)の媒体担当だった。名前を出せというなら出してもい い。これは業界の噂としては「大きな噂」だった。ちなみに私の最終職歴は朝日新聞名古屋本社広告局広告整理課広告組み付け主任である。これは何をする仕事 かというと、広告の割付をする仕事である。

Twitterに日本から唯一出資している会社はデジタル・ガレージだ。そしてデジタル・ガレージと電通は共同出資の会社を作っている。

引用

http://www.garage.co.jp/pr/pressreleases/20060703.html

2006年7月 3日

デジタルガレージ、電通・cci・ADKと新会社「CGMマーケティング」を設立
〜CGMを活用したWeb2.0時代の新たなマーケティング事業及び、CGM関連企業・技術への投資・育成事業を開始〜
株 式会社デジタルガレージ、(JASDAQ:4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役グループCEO:林 郁、以下:DG)は、株式会社電通(東証一部:4324、本社:東京都港区、代表取締役社長:俣木 盾夫、以下:電通)、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(東証マザーズ:4788、代表執行役社長:長澤 秀行、以下:cci)、株式会社アサツーディ・ケイ(東証一部:9747、本社:東京都中央区、代表取締役社長:長沼 孝一郎、以下:ADK)と共同で、インターネット上で一般消費者が情報発信するブログ等のメディア(Consumer Generated Media、以下:CGM)を分析及び活用することにより、新たなマーケティング手法・施策を開発するための新会社「株式会社CGMマーケティング」を8 月4日に設立します。

引用終わり

そして、ここのところ書いているTwitterを舞台にした検察審査会を巡る暗闘、と言っても小沢一郎を支持する人たちが麻生は怪しいと主張されているだけなのだが・・・・・ そしてTwitterを絶賛される上杉隆氏による何故か記者クラブに偏った日本マスコミ批判。

何 故、上杉氏は電通批判をされないのだろう?業界にいれば電通が、どれだけの記事やニュースを握りつぶしたかは簡単にわかりそうなものだが? ちなみに私 は、サントリーと開高健氏がからむCM撮影事故における記事もみ消しを自分が体験した通り、書いている。そして、上杉隆氏のフォロー中にNHKと共同通信 があるところを見ると、上杉氏はNHKと共同通信は信頼されているらしい。そして、ここに電通を足すと**利権になることも指摘した。

さ て、ここで電通が朝日新聞を支配しようと考えていると仮定しよう。これはただの仮定である。その為には、どうすれば良いか?朝日の経営を悪化させればい い。そして毎日新聞経営危機の時のように「救済」と称した広告割付権の「乗っ取り」をすればいい。乗っ取りというと業界外部の人には、まるっきり被害妄想 のように聞こえるかも知れないが、新聞社が自社の広告の割付をする権利を他社に譲渡することは私の感覚で言えば乗っ取りである。

では今の 電通にそれだけの資金力があるか?これは不明だ。何故なら私は電通が持つ多岐にわたる人脈を理解出来ないからだ。この部分だけを見ると本当にただの陰謀論 である。だが最終職歴、朝日新聞名古屋本社広告局広告整理課広告組み付け主任である私、竹本秀之には十分ありうる話のように見える。何ら証拠は存在しない ので陰謀論だと最初に断っている。決して盲信することなく、ご自分の頭で検証していただきたい。

ただ、上記の陰謀論を頭に入れると、上杉隆 氏の記者クラブに異様に偏ったマスコミ批判、そして不思議なほど欠如している電通批判、上杉氏の(私には異様に見える)Twitter賛美などがつ ながって見えるような気がするが勘違いかも知れないし、大体世の中に100%正しい主張はないし、最初から陰謀論だと言ってるし、SFかファンタジーだと 思って読んでいただいて良いのではないかなと私は考える(笑)。

と ころでTwitterの妄想はもの凄いですね。検察審査会の帰りに駅で突き飛ばされて殺されそうになった人の体験談とか。どうして鉄道警察に届けなかった のでしょう?大体、そんなことで殺されるなら私などは100回くらい東京湾に沈められてもおかしくないのですが(笑)。