朝日新聞の社内賭博はどうなのさ?
2010.09.05
さて、相撲+野球賭博に関
する騒ぎは収束しつつあるが、この事件は一体、何だったんだろうと私は思う。何故なら1980年代、私が朝日新聞名古屋本社に勤務していた時期には、朝日
新聞社が開催する夏の高校野球でどこが優勝するかに関する社内賭博が毎年、行われていたからだ。
私は最初、呆れ果てた。高校野球を主催し
ている朝日新聞社内部で、何処の高校が優勝するかに関して公然と賭けが行われていたことが信じられなかったからだ。私も声をかけられた。声をかけた人は石
川亨(アキラ)という広告整理課の主任だった。私が「そういう賭博には興味ない」と答えると「お堅いヤツだな」と石川氏は答えた。だが、彼らのやってることは明らか
に社会の良識に反していた。
夏の高校野球を主催する朝日新聞社内部で、どの高校が優勝するかの賭けが行われて良いのだろうか?
もちろん道義的には良くないのだが、この賭けでは1万円以上のお金が動くことは希であり、また外部組織は全く関与してなかったことから考えて、例え起訴しても有罪判決は出なかっただろう。
問題にすべきなのは
1.朝日新聞社は夏の高校野球を主催している
2.その主催組織内部で、どこが優勝校になるかを巡って数十人が関与する賭けが公然と行われていた
3.私のように「それは違法だ」と指摘すると「お堅いヤツだな」と軽蔑された
こうした朝日新聞社内部の組織体質である。
朝日新聞は相撲/野球賭博をずいぶん取り上げてきた。で、自分たちが行ってる高校野球に関する賭博は取り締まる必要がないのか?それとも私が朝日新聞社に辞表を出し完璧に縁を切ってから、そうした不正慣行を止めたのだろうか?
私にはとても信じられない話だ(笑)。