新曲のことなど
2010.09.07

幸せには必ず終わりがある。悲しみには終わりがない。

こ こ3日で「ソダージ」と「終わりのない悲しみ」という2つのオリジナル曲をアップした。ソダージという言葉を聞かれたかたはほとんどいないのではないかと 思う。これはカボ・ベルデなどの音楽でよく聴かれる言葉でブラジル・ポ語のサウダージがなまったもののようだが、幾分かはスペイン語のsoledad(ソ レダー)のニュアンスを含んでいる言葉のようだ。

サッカーなどの普及によりサウダージという言葉は日本でも広く知られるようになったが、 この言葉は決してポルトガル語圏アフリカ(パロップとかルースアフリカと呼ばれる)で一般的に使用されている訳ではない。アンゴラに関して言えば"a dor da muxima"のほうがよく使用されているようだ。saudadeとa dor da muximaの違いを解説するほど私の語学能力は高くないので、語学専門家の研究発表を待ちたい。

muximaというのはアンゴラの言語キンブンド語で心とか恋人を指す。隣国コンゴではモテマ(motema)という。例えば

motema na ngai (私の恋人)

という風に使用される。「終わりのない悲しみ」に関して言えば、倍の長さまで伸ばすことも可能なのだが、精神障害者の兄が季節の変わり目で荒れていること、アルツハイマー病の母の症状がさらに進み、もはや私は家政婦状態なので、現状ではこれ以上のバージョンは作れない。

将来に余裕が出来たら、それはそれで怖い未来なのだが、もう少し長いバージョンを発表できるかも知れない。