再度、検察を擁護する
2010.09.26
検察もかなりズタボロな状態になってき
た。にも関わらず私は今の検察批判はおかしいと考える。最大の理由は何故、この時期に検察の権威をおとしめる行為をしなければならないのかである。それは
小沢一郎氏の秘書公判および検察審査会の決定が近づいてきたからとしか思えないからだ。
大体、日本の検察や警察は大きなハンデをおって業
務を行っている。それは何かというとスパイ防止法の欠如である。アジア諸国を見回して、スパイ防止法がない、諜報機関が無い国は日本だけだ。だから9条カ
ルト信者はコスタリカとか地球の裏側の小国を出して、自分たちの主張の理論武装をする。だが、それは国際常識に照らして明らかにおかしい。
つ
まり憲法9条に代表される日本法律体系には明らかに瑕疵があり、それ故に検察や警察は「無理筋」でもやらざるをえないという現状がある。その理由の半分は
日本の「制度不備」だ。日本の検察、特に特捜部に問題があるという主張が小沢信者を中心になされている。だが彼らの主張には2つの大きな欺瞞がある。
1.韓国やフィリピンですら持っているスパイ防止法の欠如を無視している
2.USATodayの記事で示したようにアメリカの検察が日本の検察との比較で優れているという証拠はない。むしろ日本の検察のほうが相対的に優れている。だが、そうした国際比較抜きにした日本検察を対象にした「魔女狩り」が行われている
従っ
て、特捜部の解体を主張するなら、まず憲法を改正し自衛隊を日本の軍隊として憲法で規定し、スパイ防止法(産業スパイ防止法を含む)を実行した上で行うべ
きだというのが私の主張である。実際に小沢脳の持ち主である郷原信郎氏は私がアメリカ検察の実態を指摘する文章を掲載したら、それまでのアメリカ検察制度
の礼賛を止めたのだ。Twitterの幾つかのエントリーを削除したのだ。
つまり現状、おきているのは小沢脳の持ち主による不当な日本の
検察陥れと考えるから私はスタンスを変えない。小沢脳の持ち主は日本の憲法および法律が持つ本質的な欠陥を無視して、さらに国際比較も無視して、日本の検
察を誹謗していると私は考える。違うと言うならUSATodayの記事を読めと私は言いたい。