完璧におかしい上杉隆氏の論理
2010.10.04

引用

http://twitter.com/uesugitakashi

日本青年社、チャンネル桜、内閣府記者クラブあたり。そもそも尖閣ニュースは取り上げにくい。 RT @lonesomewolf69: すいません、疎いもんで。どこら辺のタブーなんでしょか?ニュアンス差し障りなければリツイートでご教授をm(_ _)m
約4時間前 twiccaから

RT @singstyro: 2010年「上杉隆」もタブーに。RT 記者クラブやジャニーズも海外のみが報道、と一緒。タブーが絡んでるから。 RT @inagakikenji @tabbata「尖閣デモ」海外メディア報道するも日本のマスコミは華麗にスルー
約4時間前 twiccaから

引用終わり

上 の上杉隆氏の発言には、日本マスゴミによる報道規制への非難の文言が1つもない。ということは今回のような「比較的平凡な事件」で報道規制しても問題にし ないという立場なのだろう。だが、それは記者クラブの完全開放を求める上杉氏の立場と完璧に矛盾している。何故なら記者クラブとか4社会議があるから、こ うした報道規制が可能になるのだから。

しつこく引用。

記者会見・記者室の完全開放を求めるアピール

日本 で今、記者会見の開放が大きな問題となっています。「報道の自由」「知る権利」の観点から考えれば、記者会見は本来、新聞社やテレビ局に所属する記者だけ でなく、雑誌社やインターネットメディアに所属する記者、フリーランスなど、幅広い記者が参加し、自由に質問できる公の場であるはずです。

(中略)

し かしながら、こうした動きはまだ、ごく一部にとどまっています。「記者クラブに加盟していない」という理由だけで、外国メディアや雑誌社、インターネット メディア、フリーランスの記者、非営利で情報発信を行っている団体・個人などは、依然、記者会見への参加や自由な質問が困難な状況に置かれています。さら に記者室の自由利用や報道資料の提供、裁判取材における記者席確保、各種の「懇談」など、数々の取材機会も手にすることができないままです。日本新聞協会 も2006年に公表した「記者クラブに関する日本新聞協会編集委員会の見解」において、記者会見と記者室は、クラブ員以外に広く開放すべきとの見解を示し ていますが、実行されているとは言い難いのが現状です。

 私たちは、大手新聞社やテレビ局などの既存メディアと外国メディア、雑誌社、イ ンターネットメディア、フリーランスの記者、非営利で情報発信を行っている団体・個人などが、平等な立場で自由に取材・報道を繰り広げ、切磋琢磨を続ける ことこそが、「知る権利」「報道の自由」の真の意味での実践であり、日本の報道の質を高め、言論の自由と民主主義社会の発展につながると確信しています。

(後略)

                            2010年4月

       記者会見・記者室の完全開放を求める会(会見開放を求める会)

                             呼び掛け人一同

                                            代表世話人 野中章弘

 呼び掛け人 (あいうえお順)

青木 理 (ジャーナリスト)
浅野健一 (同志社大学教授)
梓澤和幸 (弁護士/「News for the People in Japan」代表)
阿部重夫 (総合情報誌「FACTA」編集長)
雨宮処凛 (作家/「反貧困ネットワーク」副代表)
岩上安身 (ジャーナリスト)
岩崎貞明 (メディア総合研究所事務局長/「放送レポート」編集長)
上杉 隆 (ジャーナリスト)
魚住 昭 (ジャーナリスト)
宇都宮健児(日本弁護士連合会会長)
江川紹子 (ジャーナリスト)
岡本 厚 (岩波書店「世界」編集長)
小黒 純 (龍谷大学准教授)
桂 敬一 (立正大学社会学科講師)
鎌仲ひとみ(映像作家)
北岡和義 (日本大学国際関係学部特任教授)
北村 肇 (「週刊金曜日」編集長)
黒薮哲哉 (フリージャーナリスト)
篠田博之 (月刊「創」編集長)
柴田鉄治 (元朝日新聞論説委員)
渋井哲也 (ジャーナリスト)
清水 勉 (弁護士)
清水英夫 (弁護士)
下村健一 (NPO「市民がつくるTVF」理事)
白石 草 (「Our Planet−TV」代表)
神保哲生 (ジャーナリスト/「ビデオニュース・ドットコム」代表)
鈴木 亮  ( A SEED JAPANメディアCSRプロジェクト)
高田昌幸 (ジャーナリスト)
高野 孟 (「THE  JOURNAL」主幹)
田島泰彦 (上智大学教授)
田原総一朗(ジャーナリスト)
津田大介 (メディアジャーナリスト)
津田正夫 (立命館大学教授)
寺澤 有 (ジャーナリスト)
戸崎賢二 (放送を語る会)
西里扶甬子(フリージャーナリスト)
西中誠一郎(フリージャーナリスト)
野中章弘 (アジアプレス・インターナショナル代表)
畠山理仁 (フリーランスライター)
林 香里 (東京大学教授)
原 寿雄 (元共同通信編集主幹)
ピーター・バラカン (ブロード・キャスター)
日隅一雄 (弁護士/「News for the People in Japan」編集長)
広河隆一 (「DAYS  JAPAN」編集長 )
藤倉善郎 (フリーライター)
藤田康雄 (講談社「G2」編集長)
藤森 研 (元朝日新聞編集委員)
牧野義司 (経済ジャーナリスト)
松田 浩 (放送評論家/元立命館大学教授)
丸山重威 (関東学院大学教授)
三宅勝久 (ジャーナリスト)
宮台真司 (社会学者/首都大学東京教授)
元木昌彦 (元「週刊現代」編集長)
森  摂 (雑誌「オルタナ」編集長)
森 達也 (映画監督/作家)
森広泰平 (アジア記者クラブ事務局長)
門奈直樹 (京都産業大学教授)
山口一臣 (「週刊朝日」編集長)
山田健太 (専修大学文学部准教授)
豊 秀一 (日本新聞労働組合連合委員長)         以上 60人


引用終わり

日 本青年社、チャンネル桜が関係していたら報道できないのだろうか?今、アメリカでおきている政治運動「ティー・パーティー」は相当にWhite  Supremacist的な部分があるのだが、そうした部分も含めてアメリカ・メディアは「ティー・パーティー」運動を紹介している。

大体、上杉隆氏の基本スタンスはNYタイムズ東京支局での経験から欧米スタイルのジャーナリズムの良さに気がつき、署名入り記事あるいは記者クラブ解体を持ち出したのではないのか?そのNYTは「ティー・パーティー」運動を批判的にではあるがずっと紹介している。

もはや上杉氏の主張を支える論理が全て崩壊したように見える・・・