外務省の作文を朗読した菅直人
2010.10.06
今、国会での菅直人首相の答弁
をきいた。最初のほうで「我が国と中国は一衣帯水の関係にあり」と言った。それを聞いただけで官僚、恐らくチャイナ・スクール、の作文を読み上げているのが
わかった。何故なら、一衣帯水とは揚子江などを間において接している国を表現する言葉だからだ。南北朝鮮が一衣帯水の関係にある、これは正しい。だが、日
本と中国の間にどれだけの距離があると思っているのだろうか?官僚の詐術もレベルが低下したなと私は苦笑いをした。そして菅直人が官僚の作文を読み上げた
だけなのがよくわかった。
私が体験した例だとコンゴ共和国とコンゴ人民民主共和国(旧ザイール)はコンゴ河をへだてて存在する。しかも首都が対峙している。キンシャサとブラザビルである。こういう地理的関係を一衣帯水と言うのだ(笑)。
ちなみにコンゴ河は巨大であり、普通の船では渡れないのでフェリーが定期就航していた。
これから日本と中国は一衣帯水と聞いたら外務省の作文と考える習慣を身につけたいものです。