新薬開発の遅れと政府の方針
2010.10.07

引用

http://www.bloomberg.com/news/2010-10-06/teva-can-challenge-eisai-patents-on-aricept-
appeals-court-says.html

Teva Can Challenge Eisai Patents for Alzheimer's Drug Aricept, Court Says
By Susan Decker - Oct 7, 2010 4:51 AM GMT+0900 Tweet LinkedIn Share

The decision by the U.S. Court of Appeals for the Federal Circuit in Washington today overturns a trial judge’s decision to throw out Teva’s challenge and gives the company a shot at beating Ranbaxy Laboratories Ltd. to the market with a generic version of the drug.

Ranbaxy, majority owned by Japanese drugmaker Daiichi Sankyo Co., has the right to be the first to sell copies of the drug in the U.S., and it may enter the market as early as November, when a patent on Aricept’s active ingredient expires. Petah Tikva, Israel-based Teva was told last month it can’t begin sales until Ranbaxy’s 180-day exclusivity period ends.

引用終わり

エーザイのアルツハイマー病治療薬アリセプトの特許切れに伴い、アメリカではジェネリック(ゾロ薬)の販売が始まるらしい。そんなに古い薬だったのか、知らなかった。まあ、これまで知る必要も無かったのだが。

ところで春頃、武田薬品が新しいタイプのメラトニンを販売するという話を聞いた。日本での薬価も決まったという。だが使用しているという人の話を聞いたことがない。

メラトニンもまた特許が大昔に切れた古い薬なのだが、未だに日本では発売されてない。武田は例外かと思ったが海外でだけ発売するようだ。

ア ルツハイマー用の薬も精神病の薬も我が家には密接に関係があるのだが、ほとんど新薬の開発が行われてないという「噂」を聞いた。それは製薬会社の体力が落 ちてるからとか説明されているが、なら国が後押しすれば良さそうなものだ。実際に新薬が出ることで国民がより健康になり幸せになれるのだ。だが、そうした 研究を無駄と切り捨てたのが蓮根による「仕分け」である。こちらは恨み骨髄だからな、何回でも書くぞ。

ある時、過去に某大学医学部長を務めた 人と話をする機会があった。何故、メラトニンとか日本で発売されないんですかと聞いたら「精神科医の仕事は不眠治療が多い。もしアメリカのようにメラトニ ンがスーパーで買えるようになったら精神科医が失業する」という身も蓋もない説明を受けた。

厚生労働省は「そうした薬が欲しければ個人輸入すればいいだろう、それは禁止してない」と主張するかも知れない。だが、それでは何故アメリカではスーパーマーケットでも買える薬が日本の医局では全く扱われてないかの説明になっていない。

厚生労働省の闇は相当に深いようだ・・・・