朝日は私に許しを請うべきだった
2010.10.31

index.htmlで告知していたリンク先募集を中止した。何故かというと9月24日に「通知」を出していらい1ヶ月経っても1件の申し込みもなかったからだ。これはこれで厳然たる事実だ。正直に告知しよう。

こ のサイトが不気味に見えるのは確かでありバックについてる組織がいると勘ぐられてもしかたない部分がある。大体、このサイトはどういう目的で運営されてい るのか、それが全く見えない。運営している本人にすら見えない(笑)。ただ書いてることはかなりの確立で当たってるのではないかと思う。それは本を出そう とかサイトに広告を入れようというスケベ心抜きに自分の思うところを率直に書いたのが結果として良かったのだろう。

問題はそこには無いと 考える。このサイトのグーグル検索における低いランキングと私が考える現実の「サイト影響力」がマッチしているかどうかである。グーグルに限らず多くの検 索エンジンはどれだけリンクをしているかで評価する。従って、このサイトのように内部からのリンクは2件、外部からのリンクも三橋貴明氏からのものを除け ばゼロだと当然ながらランキングは極めて低くなる。

だがリンクをしようとすまいと本人の自由ではないだろうか?そんな部分で検索ランキン グを決めるグーグルの検索アルゴリズム自体が広告を集めるための方便でしかないというのが元新聞社広告営業である私の主張だ。そうしたグーグルへの一貫し た批判が他のサイトやブログからのリンクをためらわせる理由だろう。

私はこう考えている。昔はもっとそうだったが、サイトを運営して自己 主張をしようという者は基本的に一匹狼だった。ところがブログやTwitterというサービスが始まり、みんなで声をあわせて「影響力」を増そうという呼 びかけが始まった。要するに一匹狼ではダメだ、群れを作ろうという考えである。ここでの最大の皮肉は群れをなした狼はもはや一匹狼では無いという点にあ る。要するにブログやTwitterの目指すところは一匹狼の取り込みである。

グーグルの検索ランキングもそうした一匹狼撲滅運動の一環 だ。そうした「運動」に参加するかどうかは個人の自由だ。ところがグーグルやブログ、Twitterは一匹狼を根絶やしにしたいらしい。私個人の率直な印 象を言えば、今でも最も優良なコンテンツを提供しているのはサイトであり、ブログでもTwitterでもない。

話は変わるが、このサイトが新聞業界に与えている「損害」は相当なものがあるのでは無いかと思う。何しろ、実名・実住所・実メアド・IPアドレスを公開して業界告発を行っているのだ。優秀な人材がメディアへの就職を避ける理由の「根拠」を与えていると考える。

私は別に嘘を書いている訳では無い。何回も書いているが、嘘を書いているなら訴訟をおこしてください、受けて立ちますから。

では朝日新聞サイドの判断間違いがあったのだろうか?

1.広告営業として採用すべきではなかった

これはその通りだ。同僚のイナミ氏やイチカワ氏は父親が朝日の編集局の幹部だった。広告は全て血縁で固めれば良かったのだ。実際に印刷局はそうしていた。だが、血縁で固めてしまうと組織の硬直化が進むだろう。

2.広告営業におくべきでは無かった

だが広告営業として私は別に優れていた訳ではない。特別に取り立てる理由が無かった。特に名古屋本社のような辺境では評価する力のある上司そのものがいなかった。

3.会社の語学力への評価が足りなかった

こ れはあるかも知れない。私は遊びで受けたTOEFLの630数点をもとに留学させろと延々ゴネた。最終的には加藤営業局長(当時)の「オマエ、留学を認め なかったら会社を辞めるか?」という発言まで煮詰まったのだ。だが名古屋本社には外国語を仕事で使う機会が全く無かったために上司も評価のしようが無かっ た。

ちなみに、ここで留学をあきらめた為に、後にコンゴ(当時はザイール)に音楽ライブを聴きにいくから1ヶ月半の長期休暇を取るとの申請が通った。何故なら、それが却下されたら辞表を出すことが誰が見ても明白だったからだ。

4.昭和天皇ご崩御に関する会社との大きなもめ事

私 が公然と大声で会社側を批判したために広告フロアにいた電通を始めとした広告会社の媒体担当は驚きの眼で私を見た。その後のゴタゴタは省略するとして私は 内容証明郵便で社長宛に辞表を送りつけた。3日後に、東京本社総務部から電話が入り極めて事務的に私は退社を認められた。だが、あの時に朝日新聞は辞表を 受け取るべきではなかった。10億円の「見舞金」を出すから辞表を撤回してくれと頼んだほうが「対費用効果」は良かっただろう。

10億円 は高いと思われるかも知れない。だが烏賀陽弘道氏のように早期退職者優遇制度という「口止め制度」を利用した者は年に1500万円相当を労働無しに受け 取っている。10年にすれば1.5億円である。そして朝日新聞はウガヤ氏の口止めに成功しているのだ。朝日新聞がわずか10億円をおしんだ為にこれから数 百億円の「損害」を受けることにならなければ良いのだが・・・

禍福はあざなえる縄のごとし。