私の主張は何故、理解されないのか?
2010.11.17

2002年頃から私は自 分のサイトを通じて、アメリカ・ブラジル・キューバの音楽において最大の貢献をしたのはバントゥー族、特にコンゴとアンゴラであるという主張を展開した。 afrobossaというサイト名も冗談ではなく、ボサノバはコンゴ音楽のモダン形式と本気で考えていたから、そうつけた。だが冗談だと思った人も多かっ た。当時のサイトは純粋に音楽サイトとして始まったのだが書いてるうちに現在のサイトのような地政学的な考察も書くようになった。そっちの文章が評価され てグーグルのディレクトリーに掲載されたのであり決して私の当時やっていた音楽mp3や「黒い音楽理論」が評価された訳ではない(笑)。

あ れは2004年だったかな、サイトのアクセス履歴に防衛庁(当時)が現れるようになった。「何か不味いことを書いたかな?」と私は冷や汗を流した。この防 衛庁からのアクセスは毎日、続いた。そして3週間後にプッツリと切れた。特に根拠は無いのだが、あのアクセスは田母神氏のものだったのではないかと思う。 何故なら当時から私は朝日新聞、左翼・お花畑を激しく非難していたからだ。

ところで私はブラジル音楽において最大の貢献をしたのはコンゴ 人であるという自分の考えを広めるために色んなサイトの掲示板で議論を吹きかけた。本人は大真面目でマナーを守ってやってるつもりだったのだが「アラシ」 と見なされアク禁にされた。そうしたサイト主催者は「ブラジル音楽はヨルバ(ナイジェリアの一部)起源だ。何故ならブラジル人がそう主張している」と述べ た。2002年頃は確かにブラジルにおいてサンバはヨルバ起源と考えられていた。またボサノバがコンゴ系ブラジル人であるネウトン・メンドンサにより確立 されたという主張も私のサイト外では存在しなかった。

現在、ブラジルにおいてむしろコンゴを含むアンゴラがサンバを始めとしたブラジル音 楽の元であるという考えが主流になったのは別に私の功績ではなく内戦終了後のアンゴラ政府が国策として自国文化を世界にアピールした結果だ。それが可能 だったのはアンゴラでの石油採掘が進みナイジェリアと並ぶアフリカ最大の産油国になったからだ。だがアンゴラ政府がそうしたキャンペーンを始める前に私が 「もっと進んだ主張」をしていたのも事実だ。

2004年頃だったか、私はブラジルを代表する打楽器奏者の一人マルコス・スザーノが「サン バに最も貢献したのはコンゴである」と、ある文章で主張しているのを見つけた。スザーノが英語の読み書きができる(ブラジルの知識人はほとんどできる)の を知っていた私は英語で自分の主張を書き、ある人にメールで送った。この人はコンゴ音楽もブラジル音楽も理解する人で、心斎橋でマルコス・スザーノが打楽 器ワークショップを開いた時に私のメールを印刷したものをスザーノに手渡してくれたそうだ。私は自分のサイト(当時は日英のバイリンガル・サイト)の URLとかメール・アドレスを書いていたのでスザーノから何らかの返事が来ることを期待していたのだが残念ながら「頭がおかしい人」と思われたらしく全く 連絡は無かった(笑)。

引用

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B9
%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%8E

マルコス・スザーノ(Marcos Suzano、1963年 - )は、ブラジル出身のパーカッショニストである。いわゆるカリオカ(リオ・デ・ジャネイロ生まれ)の1人。主にパンデイロ(ブラジル・スタイルのタンバリン)の演奏者として知られる
(中略)

1998 年、当時外苑前にあったシュハスコ料理店・サバス東京で、レニーニ&スザーノとして来日しライブを行って以降、頻繁に日本を訪問することが多くな り、日本各地でパンデイロのワークショップや講座を不定期に行うようになった。こうした活動から、山崎まさよしやウルフルズのサンコンJr.をはじめ、多 くの日本のミュージシャンがパンデイロを練習するようになるなど、多大な影響を与えた。特に山崎まさよしはスザーノと沼澤尚のライブに飛び入りして、自作 曲の「セロリ」を歌ったほか、ユニクロのCMでパンデイロを叩くシーンが映し出されるなど、その影響を多く受けたことが理解できる。

引用終わり

昔、私の主張をあざ笑っていたブラジル音楽ファンも今ではコンゴ・アンゴラの影響を認めるようになったから実質的な議論では勝った。だが、それはすでに書いたようにアンゴラ政府の広報活動の結果だ。

私はいつも思うのだ。何故、私が主張することは「正しい」と後日、認定されるのに、私が主張する段階では常に「電波」扱いされるのか?

今 日、2chのニュー速板を見ていたら、やっとニュー速も私が2009年5月頃主張していた内容が咀嚼できたようだ。民主党=ナチスである。マスゴミ=民主 党の犬である。この頃、三橋貴明さんがマスコミ本を書くというので取材協力として電話で1時間程度話をした。最後の方で「(2009年)8月の衆議院選挙 をどう考えていますか?」と聞かれたので「ヒットラーやナチスが民主的選挙で選ばれ、独裁政治を行うようになった事が日本で再現されることを最も恐れてい る」と話した。三橋さんは強く賛同された。

私がYahoo!ブログにたくさん書き込みをし時には代筆をし三橋さんの知名度アップに協力したのは私なりの理由があった。だが三橋さんもまた参議院選挙出馬で報われることは無かった・・・・・・・

で、 何故、私の主張は常に「電波」扱いされるかである。その理由は私が非営利主義を貫いているからだと思う。すでに何回も言ってるが私は本を出す気は無い。選 挙に出る気もない。ネットでの認知にも興味がない。興味があるのは自分の思考プロセスが正しいかどうか、だけである。ということは私の主張に賛同しても何 ら利益が生まれないのだ。

恐らく、これが最大の理由だろう(笑)。

追記

何か自慢をしているような文章な ので「事実」を指摘しておこう。私が「NHKはNHKエンタープライズという子会社を通じて北朝鮮に送金をしている」という文章を書いた後、2chのある スレで感想をきいたら「誰でも知ってる分かり切った事を書いて宣伝するな」と強烈に怒られた。要するに上には上があり下には下がある。重要なのはそれをわ きまえる事だ。

この時に、サイトの改善点を聞いたら「日付を入れてくれ」と言われた。これは妥当な主張だったので取り入れ現在まで続いている。このサイトは独善的ではあるが意外と読者の意見を素直に反映している。読者からの誤り指摘も全て訂正している。