冷蔵庫にひそむ恐怖
2010.11.18
さて2chも既存メディアもハヤブサが持ち帰った小惑星イトカワ物質の話題で盛り上がっている。そこで私版のハヤブサ物語を書いてみよう。
昨日、私は朝4時におきた。NYは大きく下げていた。だが最近は日経平均の変動と無関係なオプション・ポジしか作らないので私は無表情で台所に移った。もちろん朝ご飯を食べるためだ。
最
近の朝ご飯はオレンジ・ジュース1杯、トースト1枚、レタスの葉っぱ数枚に固定化している。レタスにつけるマヨネーズを探しているうちに、やけに冷蔵庫の
中がゴチャゴチャしているのに気が付いた。私は整理しようと考え、とりあえず焼き肉のタレとケチャップを取り出した。その賞味期限を見て驚いた。焼き肉の
タレは2007年9月14日、ケチャップは2008年8月だった。つまり、これらは賞味期限が切れてから数年間、冷蔵庫に眠っていたことになる。
私は「こうした物質」が冷蔵庫内部に存在することに驚き、あらいざらい調べて回ったが、よくもこれだけ賞味期限の切れた「食品」が存在するなと感心した。ハヤブサが回収した物質も驚異かもしれないが、それを遙かに上回るショックを受けた。
焼
き肉のタレの賞味期限が2007年9月14日といことは恐らく2006年に購入されたのだろう。さらに2010年も後、1ヶ月半で終わろうとしている。と
いうことは焼き肉のタレは賞味期限が切れてから4−5年、全く使用されることなく冷蔵庫内で放置されていたことになる。
何故、実質的な買い物と料理担当の私が気が付かなかったかというと、私と両親の食の好みは大きく異なるために私は彼らが自分で買ってくるものには一切、干渉しないことにしていたからだ。
そう言えば2006年頃に母親が老人ボケにしてはおかしい部分があるので専門医にかかれと私は主張した。対し、両親は1年近く私の意見を無視した。そして1年後に医者にかかった時は、すでにレントゲン写真で脳が縮んでいるのがわかるほど「病気」は進行していた。
そして2006年頃から、全ての買い物と料理と風呂関係を私がやることになり、当然ながら、遠出や旅行が不可能になった。要するに家政婦になった訳です(笑)。
さらに兄が60近くなり体力の衰えから外出しなくなった。昔のように暴れなくなったというのは良いことなのだが、食事の好みがグルメ化し、私は毎日、数時間料理に取り込むはめになった。そして、この先、何らかの改善がされる見込みはない。
ハヤブサが持ち帰った小惑星イトカワ物質の話題を聴きながら、私は恐ろしく暗く落ち込んでいった・・・・・