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韓国に学べ! 2010.12.25
最
近の食パンは非常にややこしいパッケージになっている。精神障害者である私の兄だけでなく高齢になった両親も食パンを開ける際にズタズタに破ってしまう。
結果として私以外は食パンを食べなくなった。両親はそれでもベーカリーにいって焼き立てを買ってくることもあるのだが・・・
この手の「い
たずら防止機能付き包装」を英語ではTamper
Proofという。誰かが「手を入れた場合」、それが使用者にわかるようなパッケージである。ところが最近の日本のタンパー・プルーフは明らかにアメリカ
を超えた異常なレベルに達している。精神障害者が開封することもできない食パン包装が社会にとりベストな包装なのだろうか?それは明らかに日本社会に不要
なコストをもたらしている。
こうした包装の行き過ぎが何故、おきたかというと江崎グリコを始めとした食品会社をねらい打ちにした「イタズラ」が多発したからだ。ところで1社、そうした被害と全く無縁の会社がある。韓国資本のロッテである。
何
故、ロッテの製品でトラブルがおきないのかは不明だが、現実としておきていないのだから我々は韓国を代表する財閥でもあるロッテから学ぶことがあるはず
だ。それは品質管理かも知れないし意識の問題かも知れない。いずれにせよロッテのお菓子などを対象としたイタズラが日本において1回もおきていないという
厳然たる事実があるのだから、ロッテから学ぼうという姿勢に何ら間違いはない。
ところが毎日のように「韓国から学べ」と言っている日経などは一度も「ロッテから学べ」と言っていない。これはおかしいのではないか?ロッテが一回もイタズラに会ってないのには何かしらの理由があるはずだ。それを調べて学ぶ事の何が悪いのだろう?
私には日本メディアの行動は非常に不可解に見える。そして現実に私の兄のように食パンの包装があまりに複雑になったために開封できない人がいるのだ。今、我々がすべきなのは「何故、ロッテを対象としたイタズラがこれまで一度もおきてないのか」を精査することだろう。
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