インチキなブログ共同体 2011.01.03 ア メリカにはブログを集めて１つのメディア媒体にしているものがある。私が割と読むのはseeking alphaという金融系のメディア。一般向けにはHuffingtonpostというのがあるのは知っていたが最近までアクセスしなかった。何故なら上杉 隆氏がブログやTwitterでさかんに賞賛していたからだ。おかしなサイトにアクセスして悪質なbotやtracking cookieを仕込まれたら嫌だし（笑）。 ところが最近、2chでHuffingtonpostをソースにして書いた２次記事をソースにしてスレが立つようになった。そこでハッフィントンを調べてみることにした。まず上杉氏の嫌いな英語wikiから引用： http://en.wikipedia.org/wiki/The_Huffington_Post 主要寄稿者 A comprehensive list of contributors to The Huffington Post blog can be found in its "Bloggers Index, but includes: Carole Bayer Sager, Greg Gutfeld, Barack Obama, Hillary Clinton, Heather Robinson, Michael Moore, Jimmy Demers, Madonna, Alec Baldwin, Norman Mailer, Saskia Sassen, Sheryl Sandberg, John Cusack, Jon Foreman, Larry David, Nora Ephron, Madeleine Albright, Robert Redford, Alec Baldwin, Anneli Rufus, Neil Young, Rahm Emanuel, Albert Brooks, Mia Farrow, Russ Feingold, Al Franken, Ari Emanuel, Gary Hart, Edward Kennedy, Joshua Kors, John Kerry, Nancy Pelosi, Jamie Lee Curtis, Ryan Reynolds, Richard Patrick, Craig Newmark, Donna Karan, Kenneth Cole, Ryan J. Davis, Jason Pinter, Donatella Versace, Bill Maher, Cleo Paskal, M. K. Asante, Jr., Robert Wright, Larry Gelbart, Stephen Covey, Wendy Diamond, Azar Nafisi, Chase Whiteside, Sadhguru Jaggi Vasudev, and Carson Cistulli. 引用終わり 過去はどうか知らないが現在のアメリカの与党は民主党であり大統領も民主党 系のオバマだ。その民主党のバラック・オバマ、ヒラリー・クリントン、ナンシー・ペロシが寄稿しているニュース・サイトは体制派のニュース・サイトであ る。へー、上杉さんは体制支持の翼賛ジャーナリストだったのか。その内に「腰抜け、何故、開戦せぬ？」とか書き出すぞ（笑）。 私は上に書 かれているような有名人に詳しくないのだが、マイケル・ムーアとかマドンナとかニール・ヤングの名前を見ると「そういう系統」の人が集まるネット媒体なん だなと感じる。要するに何らかのバイアスを感じる。実際、英語wikiの最初の部分にリベラル系とはっきり書いてある。 一番、気になる部分はココ（↓）である。 引用 Investment In August 2006, The Huffington Post announced that SoftBank Capital would invest $5 million in the site, which had grown in popularity in only a year, to help expand it.[15] Plans included hiring more staff to update the site 24 hours a day, hiring in-house reporters, and a multimedia team to do video reports. 引用終わり ２００６年８月にSoftBank Capitalが５００万ドルを投資し、サイトは１年で大きく一般に広まったとある。ここまで書けば何故、上杉隆氏が絶賛するのか、その理由が少し見えてくるではないか？同時に上杉隆氏が何故wikiが嫌いなのかも（笑）。 実 際のハッフィントンにもアクセスして読んでみたが、何か既視感がある。そうだオーマイニュースだ。オーマイニュースを英語にして大規模にした感じがするの だ。芸能関係が充実しているのもアメリカ民主党の支持母体が音楽産業やハリウッドである以上、自然といえば自然だ。問題はアメリカにおいて民主党が与党に ある時に、与党総結集でこういうサイトを立ち上げるのはどうなのさという部分にある。 例えば日本で友愛政治塾というニュース・サイトができて １．上杉隆 「小沢史観にとらわれるな」 ２．谷亮子 「小沢先生の愛は海より深い」 ３．郷原信郎 「検察と特捜部は一度、解体すべきだ」 ４．松崎哲久 「オレを誰だと思っている」 ５．カン・チョクジン 「私に決断させないほうがいい」 ６．アワ・センゴ・クー 「反革命分子を粛正せよ」 ７．ルーピー鳩山 「国益より地球益」 ８．小沢主席 「戸籍が自由に買える社会の実現を目指す」 ９．中井ハマグリ 「はやく座れよ！」 しかも資本も運営もソフトバンクだったとすると相当に気持ち悪いと思いませんか？そういうサイトを持ち上げるジャーナリストがいたとしてアナタは信じます？ところが上杉隆氏の主張を信じる人は本当にいるんですよ・・・ 何というか鳩山民主党が与党になった裏には、やはり簡単に洗脳されるTV愚民がたくさんいたんだなと私は思いました。 追記 念のためにSuperANTISpywareをかけてみたら以下のTracking Cookieが検出された。 imrworldwide このトラッキング・クッキーを見るのは始めてなので恐らく、ハッフィントンで仕込まれたのだろう。何故なら、通常いくサイトでは検出されないタイプのクッキーだからだ。