ネバダレポートを検証する
2011.01.19

(この文章の著作権を放棄しパブリック・ドメインにおきます。事前通知無しで自由に引用、転載、批判をしてください。なお私が引用している部分の著作権は引用元にあります)


ネバダレポートそのものは浩瀚であり私は見たことが無いし見たいとも思わない。とりあえず「ネバダレポート」で検索してトップに出てきたサイトから引用:

引用

http://ihope.jp/nevada.htm

2005年1月20日、経済財政諮問会議が行われ、その席で政府は、「構造改革が進まなければ」日本は5年後に財政破綻すると発表しました。

既 に日本の国家財政は火の車です。国債や借入金など国の債務(借金)残高が、2005年3月末時点で781兆5517億円となり、これに地方自治体が抱える 借金を加えれば、借金の総額は、初めて1000兆円を突破しました。国民一人当りにすると、なんと800万円以上の借金となります。

「構造改革」を叫びながら、実は小泉政権下の4年間では、290兆円もの国債が発行されています。日本は国家破産への道をまっしぐらに突き進んでいるので す。

引用終わり

も う5年後なんだが今の日本は財政破綻しているのか?2010年は長期金利が1%を切るまで国債が買われた。国家破産論者はビジネスでやっているので決して 過ちを認めない、それはビジネスだから仕方ないとして、とりあえずネバダレポートが「完璧な間違い」だったことは普通の日本人にも理解できるはずだ。個人 的には上記サイトの異様な反米主義が気になった。

ところで上記の国家破産サイトはあるブログの一部らしい。本ブログは下(↓)である。

http://www.ihope.jp/

リ ベラル・ユートピアを目指すとある。要するにお花畑系である。ブログ主は自転車でツーリングをしているという個人紹介をしている。それがリベラルなユート ピアとどうつながる のか?私は毎日、自転車でスーパーに買い物に行ってる。私以外、行かないからだ。だがリベラルなユートピア生活はしてない。大体、自転車に乗ってれば生活できるのか? どこから生活費が出ているのか?

いや、待てよ、民主党議員は選挙になると自転車に乗る、そしてその「勇姿」がTVで大々的に流れる。そう言えば大手自転車メーカーにブリジストンがあるな。鳩 山由紀夫とブリジストンの関係はあえてここで書くまでもないだろう。

さらに読むと元グリンピース・スタッフ寄稿 記事とか「アジアとつながる平和外交」とか「脱原発」とか「ダムが国を滅ぼす」という記事が出てくる。要するに

ネバダレポートを拡散して日本国民を不安にさせていたのは左翼活動家なのだ!!

同時に現在、与党である民主党なのだ!!

正直、日本の財政破綻より自分たちの利益のために国家破産を喧伝する連中のほうがはるかに怖いと私は感じた。民主党はわざわざ国会で質問をしてネバダレ ポートを広めている。

引用

第154回 衆議院予算委員会(第10号2002年2月14日)、民主党五十嵐文彦議員

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/154/0018/main.html

●五十嵐委員
私のところに一つのレポートがございます。ネバダ・レポートというものです。これは、アメリカのIMFに近い筋の専門家がまとめているものなんですけれど も、この中にど言うことが書いてあるか。

ネバダ・レポートの中でも、昨年の9月7日に配信されたものなんですけれど、IMF審査の受け入れの前に、小泉総理の、日本の税収は50兆円ほどしかな い、今の85兆円を超える予算は異常なんです、という発言があります。これを大変重視して、当然だと言っているんです。

同時に、9月上旬、ワシントンで、私、柳澤大臣と行き会いましたけれども、そのときに、柳澤大臣が記者会見をワシントンでされていまして、IMFプログラ ムを受け入れるという発言をされていますね。これをご確認させていただきたいのですが、そのとうりですか。

引用終わり

以下は私の推論になるのだが、国債発行による景気対策で日本の景気が回復することを望まない勢力(特定中国+特定ロシアなど)と国内東アジア共同体勢力が 「もう国債発行は限界だ」とプロパガンダを垂れ流すことで、日本の工場の中国誘致などを加速させていたのだ。

財務省の関与は不明だ。だが財務省にしてみればJGB発行残高を自分たちがより容易に制御できる形態にしたいのは当たり前であり、あえてネバダレポートを 否定しなかったと考える。

そ してネバダレポートの目的は日本の国債残高に警鐘を鳴らすことではなく国債発行による景気回復の阻止、日本経済の弱体化、中国を中心にした東アジア共同体 の確立にあると考えると、何故、 民主党が政権を取ってから新規国債発行が増え政府債務が増加したのかも理解できる。その最終仕上げが現在、カンガンスが考えている消費税上げであると私は 理解する。

(この部分はわかりにくいので補足すると景気対策にならない子供手当などをまかなうために新規国債が発行されており、それは本当に悪い政府債務の増加だと私は考えている)

誰が国家破産ビジネスを考えたのか知らないが、日本の財政を健全化せよと説教をしていれば講演会とか出版の売り上げがあり、国の将来を真剣に思う人と見な され、恐らく中国からリベートが入り、国から補助金をもらい、優雅な生活を送れるのだ。実に良い商売だ。

追記

サ イトのはじめの頃に書いたが私が朝日新聞に就職する時の身元保証人は元IMF研究員だった。残念ながら、とうの昔に亡くなられたが、存命ならぜひ感想を聞 いてみたいものだ。この人(鬼塚氏)は左翼、社会主義、共産主義が大嫌いで産経新聞のファンだった。一般論で言うのは危険だがIMFと左翼は水と油だろう と個人的に考える。

参考

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B8%95%E6%81%B5%E4%B8%89

突然の発病と死

首相在任中の2000年(平成12年)4月2日に脳梗塞を発症した。実はこの前日、連立与党を組 んでいた自由党(党首は小沢一郎)との連立が決裂しており、4月2日午後、政権運営がより困難になったと思われるこの緊急事態について記者から質問される と小渕はしばし答弁できず無言状態となっていた。言葉を出すのに10秒前後の不自然な間が生じていた。これは一過性の脳梗塞の症状と考えられており、梗塞 から回復したときに言葉を出すことができたとされる。

 (中略)

5月15日、その前日(死亡当日)の日付で 大 勲位菊花大綬章が贈られた。5月30日、衆議院本会議で村山元首相が 追悼演説を行った。衆院での首相経験者への追悼演説は 野党第一党党首が行うのが通例であり、本 来なら民主 党代表の鳩山 由紀夫の予定であった。しかし、遺族側がこれを拒否し、例外的に首相経験者で野党 社会民主党衆院議員(前党首)の村山による追悼演説となった。 これは当時、鳩山が小渕のドコモ株疑惑 を 強烈に追及していたためである。

 野中広務は 後日、国会で、小渕への哀悼の意を表明した鳩山を「前首相の死の一因があなたにあったことを考えると、あまりにもしらじらしい発言 」と痛烈に批判した。遺族は鳩山に強烈な悪感情を抱いていたという。