情報サイト=週刊誌である
2011.04.17

私のサイトにたどりつく検索ワードを見ていると二階堂+信憑性というのがかなりある。そんなに二階堂ドットコム関連記事を取り上げたことは無いのだが、元新聞社社員という既存メディア側からのコメントとしては珍しいのかも知れない。

二階堂ドットコムもそうだしオフィス・マツナガもそうだが、基本的には週刊誌あるいは業界紙のネット版だと私は思っている。ネットに軸足を移すことのメリットがあるのだ:

1.速報性
2.人件費削減
3.誤報訂正の速さ
4.リークへの対応の速さ

な どが考えられる。レベルの違いはあると思うが「スクープのほとんどはリークから始まる」という認識はメディア関係者のほとんどが持っているのではないかと 思う。例えば朝日新聞によるリクルート事件スクープもリークから始まった。ただリークを受けて、取材し掘り下げる作業に関して言えば確かに取材力とか編集 方針が関係してくる。

リークしたい人の動機は様々だが当然ながら一番、手持ち情報に反応するメディアを選ぶだろう。ナベツネのスキャンダ ルを読売新聞にリークする人はまずいないだろう。赤旗が時々、レベルの高いスクープをしているのも「赤旗というメディアがリーク対象として最適だ」と考え る人々が当然いるからだ。

そして二階堂ドットコムやオフィス・マツナガを見る限り、リークないしは情報提供には不自由してないようだ。実際、これから2−3年でほとんどの情報週刊誌が淘汰されるのではないかと私は考える。だが大きな問題を抱えているのも事実だ。それは何かというと収入源である。

以 下は相当に私の偏見を含んでいるのだが、広告を取らず読者からの購読料で活動を維持するのは不可能だと思う。だが広告を入れると当然ながら不信感を持ち離 れていく読者/ネット利用者が出てくる。ここでの解決策は古くなった情報は別のサイトで公開し、そこは商業ベースで割り切り広告を入れれば良いと思う。

実 際、二階堂ドットコムやオフィス・マツナガの提供する情報は面白いのだが同時に賞味期限がかなり短いように思える。なら2週間経ったら短くした (abridged)な記事を広告付きで無料配信しても良いだろう。速報性とか固有名詞にこだわるなら有料版を読めばよい。このやり方は十分、ビジネス・ モデルとして成り立つと思う。

時々、私のサイトも暴露系情報サイトと勘違いしている人がいるが、私は基本的に自分の体験談をありのままに書いてるだけだ。他人から情報提供は受けていない。大体、怪しい雰囲気が全くない。明るく透明なカリフォルニア感覚にあふれていると思うのは私だけだろうか?

追記

私のように限定的に二階堂氏を評価する者もいれば、当然ながら反対に嫌う人も出てくる。グーグル検索結果を読んでいたら、二階堂氏の近所で取材した「ぶっきらぼうであまり挨拶をしない何をやってるのかわからない人」という評価が載っていた。

しかし、二階堂氏が朝5時半におきて近所の公園の掃除をし、通りがかる小学生などに「オハヨウ」とか明るく声をかけていたら、そちらのほうがよっぽど不気味だと私は思うのだが?