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安保闘争、国家破産そして反原発 2011.06.19
安
保から反原発に代わっただけで、どちらも左翼運動であると書こうと思ったのだが、私が大学生になった頃、すでに学生運動は下火になっていた。残念ながら書くだ
けの経験が無いのだ。安保闘争に関しては職場の上司が「女の子とやり放題だから参加した」と言っていた。多分、本当だろう。大人への通過儀式あるいは友達
つくり。そうした面があったことは私が書かなくても既に多くの人が指摘している。
私が気になるのは国家破産に関して不安を煽る行為と原発
に関して不安を煽る行為に見える相似点である。最初に指摘しなければいけないのは、どちらにも左翼過激派とプロ市民が関与している点だ。国家破産と左翼/
プロ市民に関しては三橋貴明氏のブログに寄稿した「検証ネバダ・レポート」で指摘した。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10778063638.html
すでにグリーンピースなどの環境団体、あるいは反ダム運動とも同じ根っこを持っていることを指摘している。その裏に実は中国が(正確には江沢民派=上海閥)いるのではないかとも書いた。
今の反原発運動もソックリ同じに見える。中枢にいるのは中核派などの左翼過激派であり、中国や南北朝鮮の影も見えるような気がする。
理
由は不明だが、国家破産論者も反原発運動参加者も維新、特に坂本龍馬が好きだ。例えば、国家破産本を大量に出し、セミナーを開き、エキゾティックな金融商
品を売りつけた第二海援隊がある。一方で、反原発運動・太陽光発電事業の中心人物に孫正義氏がいる。孫氏は自らを龍馬に見立て「良きことかな」などと
Twitterで呟いている。
こういうのを見るたびに明治維新とか坂本龍馬は日本人の意識奥深いところに刷り込まれており、龍馬のイメージが投影されるだけで壮大な構想に取り組む反逆児と見えるらしい。
(ちなみに国会でネバダ・レポートを取り上げ「日本はIMFの支配下に入る」というシナリオをあたかも既定路線であるかのように質問したのが現在与党議員である民主党五十嵐文彦氏である)。
私
は維新と聞くだけで胡散臭さを感じる。理由は不明だ。革命という言葉も同じように感じる。共通点は「どちらもバーゲンセール」だろう。そう言えば昔、司馬遼太郎の本を読みながら「これほど感性が自分とずれた作家も珍しいな」と思ったものだ。逆に言え
ば、ほとんどの日本人は未だに正しいかどうかもわからない司馬遼太郎の小説描写が史実であったと信じこんでいるのだろう。
(時代小説が嫌いという意味ではない。柴田錬三郎などは楽しんで読んだ)。
いずれにせよ、ここには単純な真実がある。それは何かというと不安は鎮めるより煽ったほうが遙かに儲かる点だ。そして常に活動資金を求めて日本社会の荒さがしをしている左翼やプロ市民にとっては原発は絶好の「新しい稼ぎ場」なのだろう。
誰でも知ってるくだらない「事実」だが、そういう風にしか書きようがないではないか?
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