化石水と福島原発事故
2011.06.24

http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1018.html

上記サイトで青山繁晴氏の原発汚染水処理解説を読んだ。中でフランス人高官の意見が出てくるのだが私が既に考えていたことを幾つか指摘していて驚いた。

ま ず福島の地下の粘土層である。Twitterでは原発危機を煽る人々が、汚染地下水が無限に広がるような主張をしているが、そんな事は無い。何故、ないか というと粘土層で止まるからだ。何故、それを知っているかというとアフリカ音楽ファンとしてアフリカの地理を勉強した時に化石水の存在を知ったからだ。

サ ハラ砂漠は今は水のないカラカラの地だが、昔はジャングルが鬱そうと茂る緑の地だった。その頃は日常的に大雨が降ったという。そうした雨のうち、一部は地 下の粘土層に蓄えられている。従ってサハラ砂漠をずっと掘っていくと、どこかで水が出てくるという。では何故、サハラは砂漠になったかというと大規模焼き 畑農業がアフリカ人により行われ、一挙に砂漠化したのだという。つまりサハラ砂漠はアフリカ人による自然破壊の結果なのだが、誰もこの事実を指摘しない。 不思議な話だ。

サハラ砂漠ですら、そうなのだから福島も地下に粘土層があれば、そこに汚染水がたまり何千年と残るだけだろうと思っていた。正に同様な指摘が青山氏の番組でされていた。つまり福島原発の地下に粘土層があるなら、地下水の汚染はそれほど広がらないだろう。

同時に高濃度汚染物質をどこに廃棄するかも青山氏の番組内で問題として紹介されていた。私は廃坑に入れれば良いと思う。ただ、この廃坑の下が粘土層であることは確認する必要があるが。

私 が兵庫県姫路市に住んでいた時、家から数kmのところに閉鎖された銅山があった。もはや採掘は全くされていなかったが入り口が形式的に封鎖されていた為に 誰でも中に入ることができた。2km程度の長さはあったと思う。こういう廃坑や洞窟巡りを英語ではspelunkingという。1つの趣味として確立され ている。それは廃坑の中は水晶や黄銅鉱が転がっていたりして面白いからだ。

今、私が住んでいる地域にも宇部の炭坑など閉鎖されたものがあるが、閉鎖炭坑は下手すると燃え出すかも知れないので鉄とか銅の廃坑が良いだろう。

私も青山氏の番組で指摘されたのと全く同じ、廃棄物処理を考えていた。それはアフリカ音楽ファンとしてアフリカ地理を勉強した結果なのだが、結局のところ専門家の意見も大差なかったのだった。

追記

http://unexplored.blog107.fc2.com/blog-entry-96.html

私が昔、遊んだ銅山廃坑は姫路市高岡にあったと思うのだが検索で出てこなかった。イメージとしては上にある豊岡の玄武洞そっくりだ。ただガス中毒の危険性が常にあり、また場所によっては足を滑らすと10mくらい落ちるので、趣味としてはあまりお勧めしない。