ジャズ君が代をwikiに寄贈
2011.06.30

1 年くらい前から約束していたが、ジャズ君が代をwikiコモンズに贈与した。何らかのライセンスが必要なのでCreative Commonsを採用した。商業利用も可能である。wikiがOGG Vorbis形式のファイルでよこせとか言うので結構、手間がかかった。後は、 wiki利用者(ネット利用者)が曲の価値を認めるなら自然に広まるだろう。

国歌演奏に関してはジミ・ヘンドリックスが「星条旗よ永遠な れ」というアメリカ国歌を歪んだギターでロックして演奏していらい、大体汚す方向で演奏されてきた。私は別に他の演奏者が国歌に対し、どういう考えをもと うと自由だと思うが、日本国歌「君が代」に関してはジャズ素材として正面から取り組み、その良さを最大限に生かした演奏をしてみたいと思った。

国歌「君が代」に関しては永六輔や坂本龍一などが楽曲としての音楽性を正面から否定するかのような文章を書いている。そして、それが朝日・岩波系進歩的知識人に受け入れられてきた。

別に彼らが君が代を嫌うのは自由だが、あたかも普遍的真実として「君が代には音楽性が無い」と主張するのはおかしい。ハッキリ言えば「あんた達の耳が腐ってるから、これだけ優れた音楽素材の価値を認められないんだろう?」という思いが私にはあった。

その結果である私が制作した「ジャズ君が代」に音楽性を認めるかどうかは聴く人の自由であり、私は何ら自分の考えを押しつける気はない。

こ こで1つ確実に言えるのは君が代にコードがつけられないという一部の人の従来主張は完璧に誤っていた点だ。他にも私は貝殻節などの民謡のmp3もサイトに おいている。こうしたポップスと異質な曲にコードをつけてジャズとして演奏するのは難しい。だが可能だ。従来の主張は難しく不可能だったと私は理解してい る。

まだ道は長い。

追記

私のジャズ君が代のメロディー部分はかなり正確に原曲のメロディーをなぞっているが一部はフェイクしている。つまり崩している。崩さないと、その後のアドリブ・ソロが不自然になるからだ。この点はご容赦願いたい。