領土問題の不思議
2011.10.01

新 聞を手にとっていただくと版が書いてある。夕刊なら1-4版、朝刊なら11-14版である。この版は印刷とトラック輸送の関係を中心に決まっている。同時 に記事も新しいものに入れ替えられていく。従ってアナタが取ってる夕刊が4版で朝刊が13-14版なら、ほぼ最新の記事が載っている。もちろん、その最新 は新聞社としての最新でありネットと比較してはいけない。

(版建ては新聞社により異なる。また変更されることもある)

と ころで、「じゃあ5版から10版はどうなってるんだ?」と思われるかも知れない。7-9版は統合版と言って夕刊と朝刊を混ぜた紙面を載せている。東京本社 管轄であれば青森あたりは確実に統合版だろう。ところで5版と6版が無いことに気がつかれただろうか?これは実は樺太版だったのだ。私も印刷局の古老に質 問するまで知らなかった。意外なところに戦争の名残がある。

樺太は露助が火事場泥棒を働いて、いやその、戦争末期のドサクサにソ連が日本領土をかっぱらい、いやその、経緯はともかく「ロシア領」になってしまった。サンフランシコ条約が生きてるなら今でも日本領土なのだが。

し かし世界を見渡すと実に不思議な領土がある。例えばコンゴの海に面している部分はカビンダというのだが何故かアンゴラ領である。このカビンダ沖合で油田が 見つかりアンゴラはナイジェリアと並ぶアフリカ有数の産油国となった。私はコンゴには領海は無いとずっと思っていたがwikiを見ると領海があると書かれ ている。地図を見ると、コンゴ河臨海部周辺の少しが海に面している。



コンゴ共和国
アンゴラ
コンゴ民主共和国
アンゴラ



こんな感じである。南半球だから南北は逆だ。

アフリカは植民地だったからで説明できないことも無いのだが、不思議なのは英国領である。例えばジブラルタルだ。

引用

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%AB

ジ ブラルタル (Gibraltar) は、イギリスの海外領土の一つである。イベリア半島の南東端に突き出した半島に位置する。大西洋と地中海をつなぐ要衝であるジブラルタル海峡を望める良港 であるため、軍事的に重要な意味合いを持っており、歴史的にもイギリス海軍の拠点として機能してきている。

引用終わり

海外領土と言えば綺麗に聞こえるが要は待遇の良い植民地である。誰が見てもスペインの中に突如として英国領土が現れるのはおかしい。実際、ブレアが首相の頃、スペインに返還するという話もあった。何故かうやむやになり今にいたる。

ところでスペイン領であるイビザ(スペイン語発音ならイビサ)もまた、英国バブル・欧州バブルの象徴だった。

引用

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%93%E3%82%B5%E5%B3%B6

有 名なクラブが多くあり、特に夏の間は世界中の有名DJがプレイするため、ポピュラーな観光地となっている。また、その美しい海と砂浜も多くの人々を惹き付 けている。島の西海岸にあるバー、カフェ・デル・マーは、その美しい日没の風景とバーのDJが掛ける独特の音楽のために、世界で最も有名なバーの1つとし て知られている。

このバーで掛けられているようなリラックスできるダンス系の音楽は、後にチルアウト音楽と呼ばれるジャンルとして欧州で 流行した。他に有名なクラブとしては、パチャやアムネシア(amnesia)、スペース、プリビレジ(Privilege)、エデン、エルディヴィーノ、 エスパラディスなどが上げられる。アムネシアで行われる泡パーティーや、エスパラディスで行われる水パーティーは非常に有名である。プリビレジは収容人数 1万人を誇り、世界最大のクラブとしてギネスに登録されている。また、イビサ島自体にもその古い歴史から美しい中世・近世の町並みが良く保存されており、 世界遺産に登録されている。

他の欧州のリゾート同様に、ドラッグ汚染が深刻な問題とされた時期もあったが、厳しい取締りと関係者の努力により、ドラッグの影は薄くなった。しかしながら、クラブやバーの営業時間制限にまで至る規制には、今も批判的な意見が多い。

引用終わり

ポップ音楽が好きな人なら知っていると思うがイビザ・サウンドと呼ばれる独特の音楽が大量に生産された時期があった。当時から私は不審に思っていたのだが、イビザ現象はただのバブルだったと思えば納得できる。

欧州バブルの兆候はあちこちにあったのだ。