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蓮舫議員の名前に見る外国人差別 2011.12.05
私
はTwitterなどで蓮舫氏の名前を書くとき、蓮根と書いている。これは現職国会議員で大臣に対する大変に礼儀を逸した行為だとは分かっている。だが私
が使用しているATOK17では舫の字が出てこないのだ。新しいATOKも試したのだが、過剰スペックな上に重すぎる。私のPCでは使えないことがわかっ
た。
ところで、この舫の字は常用漢字ではない。本来、日本では使用できない漢字だ。もちろん人名でも使用できない。だが蓮舫氏の場合は認めている。これはハッキリ言うと、他の外国人への差別だ。
例えばロシア大統領メドヴェージェフの息子が日本人になりたい、日本に帰化したいと言った時に「斉藤Медведев」という表記を認めるのか?認める訳がない。要するに舫の字の使用を認めることで漢字圏以外の全ての外国人を差別しているのだ。
こ
れは英語圏でも同じだ。アメリカには多くのドイツ系がいる。彼らの名前を見るとき、「ああ、ここには元々ウムラウトがあったんだろうな」と私は思う。だが
アメリカに帰化する際に、英語的に簡略化された。同様な事はラティーノにも言える。スペイン語に関してはそれほど知識が無いのでブラジル・ポルトガル語限
定で話をする。
ブラジル語には英語に無いたくさんの文字/表記記号がある。例えばアセントである。アセント・アグード、アセント・グラー
ベ、アセント・シルクンフレクソなどがある。アセント・シルクンフレクソがウムラウトに相当する。他にもチウとかセジィーリャなどがある。以下のような文
字だ。
http://tlt.its.psu.edu/suggestions/international/bylanguage/portuguese.html
上記ページに詳しく書いてある。だが英語圏では原則として英語のアルファベットに置き換えている。例えば「 ç 」はcに置き換えられている。セジーリャは英語のcとは異なるのだが、そうした例外を認めていては切りがない。
つまり村田蓮舫氏の舫の字の使用を認めることで、ブラジル人、スペイン人、ロシア人などは大きな差別を受けている。
特定民族に優遇措置を認めることは他の民族の差別に他ならない。役所は不公平慣行を止めてほしい。何故なら、それは差別以外の何者でもないからだ。
オマエは現に自分の文章で「舫」を出しているじゃないかと反論されるかも知れない。それはユニコードに規定されているから出せるのだ。フォントがあるから出せるのだ。同様にМедведев(メドベージェフ)も出している。
だが私が問題にしているのはユニコードで出せるかどうかではなく、特定民族に便宜を図ることは他の全ての民族への差別につながるという当たり前の点である。
訂正
アセント・シルクンフレクソは英語のカレットでありウムラウトではありません。上の文章は間違えていますが、あえて直しません。
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