社会の豊かさを考えるパート2
2012.04.17

昔の所得倍増計画(実質所得の倍増)に匹敵する衝撃的な裏技が無いか考えて見たのだが何も思い浮かばない。そこで正攻法でいくことにした。

1.日本という国の栄枯盛衰を決めるのは政治家である

2.政治家は選挙で選ばれる

3.従って日本という国の持つ可能性を出し切ることが出来るかどうかは有権者の投票活動にかかっている

4.現在、日本の有権者は賢くない

5.賢くないというのは価値判断を含んだ表現だ

6.何が賢い投票活動か?

7.安全と繁栄を最大化するような投票活動を「賢い投票活動」と定義する

8.安全には国家の安全(国防)と社会の安全(治安)の両面がある

9.繁栄した国家においては全ての国民にお金が行き渡る

10.従って安全と繁栄を基準に投票活動が行われるべきだ

11.だが現状、そうなっていない

12.もし国民が本質的に愚かであるなら日本という国の繁栄を望むだけ無駄であろう(民主国家日本の終わり)

13.ここでは国民は十分には賢くないと仮定する

14.何故、国民は「賢い投票活動」を行えないのか?

15.それは新聞やTVが一元化された報道を行っているからだ

16.そうであるなら全ての国民を「ネット民」にすれば良い

17.具体的にどうするのか?

18.TVに接続するセットトップ・ボックスを全ての家庭に配給する

19.24時間、ネットにつながった状態を維持する

20.TVのチャンネルに相当するネットURLをリモコンに割り当てる

21.TVを電波ではなくネット経由の情報として見るようにする

22.電波は国民の財産である。ネット経由で番組を流さないTV局には電波割り当てをしない

23.リモコン空きチャンネルに新聞社のサイトや様々なポータル(ヤフーニュースなど)を割り当てる

24.これにより全ての国民が24時間ネットに接続された状態を作る

25.高齢者向けのヘルプ(コール・センター)を作り、対面で質問に答えられるようにする

26.グーグル・ニュース(例)において様々なブログへのリンクを貼る

27.これにより有権者は多種多様な言論に接することができる


TVやラジオを何故、電波で聴取しなければいけないのか?ネット経由で見れば良いではないか?これまで不可能だったのは新聞やTVが巨大既得権益層だったからだ。

この情報既得権益というしがらみを取り除き、情報の流れを自由にするべきだ。そうすることで国民は政治や政治家に関し様々な見方をすることができる。情報賢者となった国民は少なくとも、これまでより賢明な投票活動をするだろう。賢明な投票活動はより優れた政治家を産む。

そこから先の部分で、日本が本当に平和と繁栄を保てるかは日本ないしは日本人の能力の問題だと私は考える。

つまり朝日新聞や読売新聞、フジTVや日本TVが「倒産」しない限り、日本は永遠に悪循環を繰り返し衰退していくと言うのが私の意見である。

追記

国民は元々、愚かでありTVは国民に合わせているだけと反論されるかも知れない。だが愚かな番組はケーブルTVなどで流せば良い。何故、国民の財産である電波を寡占使用して愚かな番組を流さなければいけないのか、私には全く理解できない。