権力の本質
2012.10.14

先 日、長崎市長の暗殺事件について書いていたら、いきなりPCの電源が落ちた。PCだけでは無く、家の電源が落ちた。10秒後に復元した。中国電力のサイト には何ら停電警告は無かった。この事件以来、私は文章を書くときは先にモデムのジャックを抜くことにしている。文章を書いて保存してから、再起動してネッ ト接続しアップロードしている。

前置きが長くなった。権力者は新聞やTVを味方にするものだ。何故なら、新聞やTVを敵視した状態で権力を維持することは難しいからだ。次の政権は、こうした権力の本質を理解しているのだろうか?

2009 年の衆議院選挙において私は家族に向かい「今回に限り、どのような事があっても民主党に入れてはいけない。」と主張した。理由を聞かれたので、韓国民団が 民主党の選挙を応援している、民団は韓国政府の下部組織であり、外患誘致相当だと答えた。それ以来、私は頭がおかしくなったらしい。自分の事は意外とわか らないから彼らが正しいのかも知れない。

ここでの問題は何だろう?私はネットからしか情報を取らないが、日本で生活している以上、自分が望むと望まないに関係無く、新聞やTVの報道にふれる。対して私の親が生活の中でネットにふれる機会が無い。

次 の政権が安部晋三政権だとする。安部氏の考えは不明だが、放送法の変更や広告課税をやろうとするとメディアから凄まじいバッシングを受けるだろう。それこ そ、箸の持ち方に品が無い、クシャミのしかたが下品というレベルで叩かれると予測する。ここで重要なのはネットを利用することができない多くの日本人が人 質に取られている点だ。彼らは安部総理の言葉よりみのもんたの主張を信じる。

安部氏は言論で「人質が取られている状況」でどう戦うかの戦略を決めているのだろうか?ここに私の大きな不安がある。

普 通、権力者は新聞やTVを手なずけようとする。例えば軍事クーデターがおきると必ず最初にTV局を支配する。それが最も簡単な権力奪取と維持の方法だから だ。安部氏の作戦が不明だ。私なら、最初に「ショック療法」を行い、国民を洗脳から解放し、同時に人質も解放する。これをやらず徒に新聞やTVを敵視して も負けるだろう。何故なら「人質」=多くの日本国民は安部氏の言葉よりみのもんたの主張を信じるからだ。

注意していただきたいが私は別に新聞やTVと敵対している訳ではない。冷静に客観的と考える範囲で、自分が体験した事を書いているにすぎない。私ですら敵対してないのだが・・・

安 部晋三氏と麻生太郎氏にメディア戦略があれば良いのだが。逆に二人が権力の扱いに慣れているなら新聞とTVを支配しようとするだろう。そして我々はみのも んたに代わり小林よしのり氏がTVのメイン・キャスターになり「トマトを食べると免疫力が上がる」という番組を見ることになるのだろう。そして国民のほと んどは「何故、みのもんたが消えたか」と考えることもないだろう。何故なら彼らは大衆だからだ。