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余りに長い戦い 2012.11.15
引用
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001211150003
総選挙へ各党臨戦、16日に衆院解散 2012年11月15日
「近いうち」発言から3カ月、野田佳彦首相は衆院を16日に解散し、総選挙を12月16日に実施する方針を決めた。県内でも厳しい戦いを覚悟する民主党に対し、自民党は小選挙区での議席奪還に向けて勢いづく。県内の各政党は、野田首相の決断を対照的に受け止めた。
引用終わり
衆議院解散が決まったようだ。ここで自分は過去数年、一体、何をやってきたのかと考える訳である。
このサイトが開始したのが2008年12月。その頃の初期文章は音楽のことしか書いていない。それが2009年8月30日の衆議院選挙に向けて、どんどん政治化していった。
当然ながら、自分でも良くないとは思っていた。何故なら、私は、どんな形でも良いから自分の音楽をできるだけ多くの人に聞いてもらいたいだけであり、政治的な発言をすることが自分の音楽生活に貢献する理由を思いつかなかったからだ。
非
常に不幸な事に、1980年4月1日から1989年12月まで私は朝日新聞社という日本を代表する新聞社で広告営業として働いた。その時、仕事を通じて得
た様々な「業界知識」があまりに無知な日本人への同情と相反する彼らへの怒りを生んだ。結果として800を超える文章を書いた。
正直なと
ころを言うと「自分が書くべきことは全て書いた、やるべき事は全てやった」と考えている。押し紙が実は広告料金詐欺であり、税金だまし取りになっていると
いう自分の考えもすでに十分に説明した。検察が摘発するかと言えばしないだろう。何故なら、新聞やTVは日本の「巨大権力機構」の一部だからだ。だが、検
察がどう考えようと私は自分の体験をできるだけ正確に書き、自分で情報を集めるだけの熱心さがあるネット利用者が不自由なく知るだけの帯域を確保してき
た。逆に言えば、新聞やTV告発において、もはや自分が貢献できる部分が何も無いのだ。
精神障害者差別は全く別の問題だ。実際のところ、
私は兄が統合失調症(当時は精神分裂病と呼ばれた)だった為に就職など人生の多くの場面で苦労しつらい目にあった。だが、ここでの問題は「日本社会は障害
者の家族が障害者差別を持ち出すことを本質的に嫌っている」という事実だ。
すでに書いたように私は2008年12月から、ずっとこのサイ
トを運営しているのだが、受け取ったメールの数は2本である。1つはオプション取引におけるカレンダー・スプレッドの優位であり、もう1つはネット3.0
になると「個人が特定されるようになるからアンタも気をつけろ」というものだった。ただ、この忠告の後、私は実名、実住所を出してサイトを運用するように
なり個人の特定を気にかける必要が無くなった。4年間、このサイトを運用して受け取ったメールが2通。正直なところ、非常に複雑な思いがしている。
別の問題もあった。家族に障害者がいる、私の場合は兄が精神病というだけで就職差別された、そうした日本社会に関して問題提起をすることで自分の権利が幾分か侵害されることは承知していた。
だ
が私の兄や両親の人権は彼ら固有のものであり、決して私が人権侵害をして良い訳ではない。つまり、私が「家族に精神障害者がいることを探偵を使って調べ上
げ就職で差別するようなことは止めろ」と主張するほど、私の家族の個人情報が侵害されてしまう。結果として、ある種の弱者は「差別だ」と主張すること自体
がさらに差別を呼び込むために声を上げることすらできない。そして新聞やTV局は「こうした差別」を維持したいのだ。
私は自分が書いた過
去の文章を読んでいて「特定検索語」が使用されていることに気が付いた。それは姫路+部落である。私は姫路に住んでいた時に体験した部落差別について書い
ている。私は、この文章を幾分か同情的に書いている。だがネット利用者の誰かは「部落特定」の為に使用している。これは非常に残念な話だ。
結局のところ、私の考え方は日本社会において極めて異質であり、決して大衆に支持されることはないだろう。
ここで最初の衆議院選挙の話に戻るのだが、私は野田氏の選挙区(千葉4区)から出馬するのか?恐らくしないだろう。
1.供託金を払うのは良い。だが落選して供託金が没収された後、私はどうやって生活したら良いのか?
2.すでに述べた家族の人権への配慮
(私は基本的に行動が予測不可能な人間であり、特に圧力をかけられると反発して自己利益に関係なく何らかの行動を取る。決して出馬しないとは言ってない)
じゃ
あ私は何をしたいのか?私は音楽を制作したいのだ。今、56歳である。指が動くのは後、数年しかない。他方で過去に書きためた楽曲のネタは無数にある。正
確にはカセットで段ボール箱2つ分ある。要するに私は音楽を制作し販売したいのだ。だが自分の音楽の販売において邪魔されるなら「戦う」ことを決意しなけ
ればいけない。
これが現時点の私の考えだ。
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