ラーメン屋は何故、8月も来るのか?
2013.04.15

あ れは数年前だった。冬のいてつく頃、夕方6−7時にラーメンの屋台がくる。私は住んでるところは大変な過疎地であり老人ばかりだ。一体、誰が屋台のラーメ ンを買うのだろうと私は考えた。だが過疎地には足腰の弱った老人が多い。彼らの多くは年金受給者だ。恐らく、彼らがラーメンを買うのだろうと私は考えた。

このラーメン屋は春先、5−6月になってもやってきた。独特のチャルメラを吹くうえに、ここらは非常に静かな地域なので嫌でも耳についた。私は感心した:

「このラーメン屋はプロだ、毎日、屋台を出すことの重要性を理解している、商いは飽きないと言い、飽きずにやることが肝心だ」

と私は**政経塾創始者のような言葉を呟いた。

奇妙なことに、このラーメン屋は真夏、7−8月になっても毎日、訪れた。これはおかしい、一体、この糞暑い中ラーメンを屋台で食べるのかと私は不審に思った。だが、この頃はまだ「商売熱心な人なんだろう」と好意的に解釈していた。

この年の9月は異様に暑かった。そしてラーメンの屋台は9月になっても毎日、来た。さすがに私はおかしいと感じた。本当にラーメン屋なのか?スパイではないのか?大体、何の目的で毎日チャルメラを流してるのだ?注文してる人は一人もいないではないか?

明らかに8−9月の夕方にきくチャルメラは不気味だった。

このチャルメラは9月を境にプッツリ来なくなった。来なくなると、それも不安であり「オレは公安に監視されてるのか?」などと妄想を持った。

そして気がついた時は、麻生自民党政権が終わり、鳩山民主党政権になっていた。

追記

山田真也+「竿だけ屋は・・・」で検索すると同様な情報が出てくる。私の妄想だとしても多くの人が似たような妄想を持っていたようだ。