何故、株価が暴落したのか?
2013.06.03

引用

http://shikyoubanmatome.blog.fc2.com/blog-entry-25.html
5月の株価暴落を引き起こしたのは外国人ではなく年金だった模様投資主体別動向

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130530-00000099-reut-bus_all

GPIF、運用の弾力化を検討=関係筋

ロイター 5月30日(木)20時30分配信

[東 京 30日 ロイター] - 公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、運用資産の基本ポートフォリオのリスク・リターン(期待収益)のプロファイル見直しを 検討し、運用手法を弾力化する方向にあることがわかった。検討の内容は早ければ6月に取りまとめられる見通し。複数の関係筋がロイターに述べた。

運 用のリスク・リターンのプロファイルを見直すことにより、たとえば株式相場が大きく値上がりし、GPIFの資産配分限度を超えた状態になっていても、無理 に株式を売却する必要性を低減できる。また、債券については、相場が下落(金利は上昇)してリスクが増え、資産配分が配分限度の下限に接近しても、無理に その配分を保つための債券買いをしなくてすむようになる。

2012年11月に安倍政権が発足し、脱デフレの政策が打ち出されたことによっ て、日本の景況感や相場を取り巻く環境は大きく変化。このためGPIFの運用委員会は4月以降会合を重ね、将来の相場変動に対応できる体制を検討してい る。GPIFの運用資産額は約112兆円にのぼる。

引用終わり

以下は私の理解である:

1.5月下旬にかけて日経平均先物が何回か1万6000円をつけた

2.年金を運用しているGPIFは自分たちの規定に従い、値上がり益が出ている株式を処分した(数兆円)

3.現在の市場ではアルゴ取引/ロボットが主流となってきた

4.アルゴは

1)年金が益出しの売却をすることを想定してなかった
2)あるいは「大きな売りシグナル」と受け取った

5.結果として、巨大な値下がりがおきサーキット・ブレーカーが発動された(30分程度、取引停止になった)

6.先物を見ると一日で16000から14000まで実に2000円の変動をした

7.結果として、先物をはじめとしたポジションを持つのに必要な証拠金が上がった

8.用心深い証券会社は、証拠金に対する掛け目を上げた

9.GPIFに悪意は無かったのだろうが、結果として市場の混乱をおこした

10.すでに、この問題は認識され、六月から「より弾力的な運営」が為されることが決まっている

実際に五月の最終週を見ると外国人は別に大きく売った訳ではない。売り買い均衡している。

GPIFは自分たちの規定に従い、株売却により益出しをしただけなのだが、アルゴの曲解により、結果として市場の混乱、ボラティリティーの上昇、証拠金の上昇を招いた。

どうも、これが真相のようだ。